BeeRoom / 名護発、真っすぐな歌詞


社会
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飾らない真っすぐな歌詞とキャッチーなメロディーを奏でる名護発のバンド「BeeRoom」。3月までスリーピースバンドとして活動していたが、ベース担当のゆうきが脱退したため、今は充電期間中だ。

メンバーはゆうやっちょ(ボーカル)とハシリク(ドラム)。2016年10月に結成した。今年で4年目を迎える。名桜大学の音楽サークルに所属したことがきっかけで結成した。当初はベースとリードギターを含む4人で活動していたが途中で2人が脱退し、新たにサークルの後輩でベース担当のゆうきが加わって活動をしてきた。18年には、沖縄市のミュージックタウン音市場で開催された「第18回沖縄音楽市2018」に出演した。「サークルが楽しくて、サークルの仲間には結構助けてもらった。バンドを応援してくれる人がたくさんいたので続けてこられた」

「今後はさまざまなメディアの特色を生かして発信していきたい」と話すBeeRoomのゆうやっちょ(左)とハシリク(提供)

ユーチューブで公開したミュージックビデオ「ある日」は再生回数が1万7000回を超える。この曲は初めてのミュージックビデオで、公開当時はライブでも未発表だった。ゆうやっちょは「『ある日』はCDにも入れていない。こだわったミュージックビデオも見てほしいので、ユーチューブのみの公開にした」と話す。

これまでに10曲以上のオリジナルソングを作った。作詞作曲はゆうやっちょ、編曲はBeeRoomとして手掛ける。ゆうやっちょは「歌詞は伝わりやすさにこだわり、表現や語感などには細心の注意を払う」と曲作りの姿勢を語った。

今後はさまざまなメディアに挑戦していきたいと言う。ハシリクは「僕らの音楽をより多くの人に知ってもらえるように、SNSと配信をもっと充実させたい」と意欲を見せた。7日には新曲「また明日。」を公開した。彼らの今後の活動に注目したい。

BeeRoomのミュージックビデオはユーチューブチャンネル「BeeRoom Okinawa」で見ることができる。

(青山香歩)

<次回は7月14日>

プレビュー

(2020年6月17日 琉球新報掲載)