コロナ禍の不安で睡眠に影響も…専門家語る“快眠メソッド”


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「新型コロナウイルスの影響により、先行きが見えない不安で眠れなくなった、睡眠のリズムが狂った、運動不足になったなど、ここ数カ月の急激な状況の変化が多くの人の睡眠に影響しているようです」

こう話すのは、睡眠コンサルタントの友野なおさんだ。

「特に、中高年の女性は、家事の負担が増えています。その結果として、やむなく睡眠時間を削った人も少なくないでしょう」(友野さん・以下同)

緊急事態宣言は解除されたものの、これから迎える高温多湿の気候は、多くの人にとって寝苦しい季節であり、いかに良質な睡眠をとれるかが、この夏を乗り切る鍵となりそうだ。そんな今、友野さんがおすすめするのがオリジナルの「快眠メソッド」。

「緊張状態が続いたことで、とにかく筋肉が凝り固まっています。それに比例して呼吸も浅くなっているはずなので、深い呼吸を意識して、筋肉をほぐすのが目的です」

「快眠メソッド」をすることで、段階的にリラックスモードに入ってゆくことができるのだそう。

「胸を開き、深く呼吸をし、胸と背中の筋肉、下半身のストレッチ、と全身の緊張を解きます。筋肉がほぐれると体がリラックスし、深い呼吸で自律神経のバランスが整うと入眠しやすくなるのです」

また、コップ1杯の水を飲むのも忘れないでほしい。

「就寝中、寝汗をかいたり、呼吸で水分が減ります。水分不足から熱中症を招きかねませんから、常温以上の水でおなかを冷やさないようにしましょう」

「女性自身」2020年6月23・30日合併号 掲載

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