uuna / 生配信で歌と元気届け


社会
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「ネットが使えなくなるまで続けたい」と話す嘉手納町出身のuuna(ユウナ)は、歌を中心に毎日平均で5時間の生配信をする。彼女の底抜けの明るさと柔らかなウィスパーボイスがファンに癒やしを与えている。欠かすことなく配信を行い、アジア圏を中心に人気を博している生配信アプリ「17(イチナナ)Live」の視聴回数とコメント回数はともに世界1位で県出身で歌手のGACKTと首位を争う。

5月1日には生配信連続366日を達成し、現在は441日目になっている(7月13日時点)。

「宇宙で歌いたい」と目標を話すuuna(ブルーヴ提供)

現在はのどにポリープができ悪化を避けるため、歌うことは控えている。その間バイオリンに初挑戦し、練習の様子を公開して配信を続ける。

ピン芸人の永井佑一郎をはじめお笑い芸人と仲が良く、配信ではものまねも披露する。歌のみならず多才な魅力でファンを引きつける。

5月1日にファン待望の3枚目のアルバム「NaNa」も発売した。今までは県外のファンが多かったが、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛の影響からか県内のファンも増えてきた。毎月、東京でライブを行ってきたが「今後は沖縄でもライブをしていきたい」と意気込む。

来年7月に武道館でのワンマンライブを目指していたが、新型コロナウイルスの影響で見通しは立たなくなった。それでもuunaは底なしの明るさで前を見続ける。「言い続けてることは全部現実になっている。いつか宇宙で歌いたい」。壮大な夢も彼女ならかなえてしまいそうだ。

(青山香歩)
<毎月第3火曜日掲載>

プレビュー

(2020年7月14日 琉球新報掲載)