杏 東出昌大への“最後の情け”…映画公開まで離婚待っていた


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「3月上旬にはすでに、杏さんは関係修復ではなく離婚をする方向で心を決めていたようです。早い段階で、出演するCMのスポンサーに離婚する意思を伝えていました。スポンサーサイドも“杏さんは何も悪くないから”と了承。契約期間中に離婚が成立してもなんらペナルティは発生しないという話でまとまっていました」(芸能関係者)

杏(34)が東出昌大(32)とついに離婚した。7月31日に代理人が離婚届を提出したという。

「2人の間には、現在4歳の双子の女の子と2歳の男の子がいますが、もちろん3人とも親権は杏さんにあります。慰謝料はないようです」(スポーツ紙記者)

今年1月、東出と唐田えりか(22)との不倫が報じられて以後、夫婦は別居生活を続けてきた。3月中旬には約2カ月ぶりに公の場に現れた東出が、憔悴した様子で囲み会見に応じ、騒動を謝罪。杏との話し合いについて問われ、《ドラマの撮影が終わってこの数日のうちに。2人で。共通の友人がいたりもしたんですが》と、歯切れの悪い答えだった。

「実際のところは、2人で“話し合った”のではなく、人を介して短時間、3人で“会った”だけ。東出さんが一方的に謝罪し、子供の近況を聞いただけで、これからの話にはなりませんでした」

そう話すのは杏の知人。その後も東出からは再三の働きかけがあったが、杏は応じなかったようだ。知人は続ける。

「定期的に東出さんから仕事やスケジュールの連絡メールがあったそうですが、杏さんはいっさい返信しなかったといいます。ただ、子供が『パパ!パパ!』と言いだすときがあり、そのときだけ東出さんに電話をかけて、子供と話をさせていました」

結局そのまま、2人が話し合いをすることは一度もなかった。

■杏が東出にかけた“最後の情け”

「杏さんは、すべてを弁護士に任せていました。一方、“離婚をしたくない”という思いがあった東出さんは弁護士を雇わず、なんとか関係を修復しようと尽力していたようです。しかし、杏さんの意思は固かった。弁護士から財産分与の話まで切り出されたことで、東出さんはうなだれてしまったそうです」(前出・芸能関係者)

そうして、杏の“決心”から5カ月ほどがたって成立した離婚。ここまで先延ばしになったのには、東出がなかなか弁護士を雇わなかったことや、コロナ禍で協議が進まなかったことも大きいが、もう一つ理由があるという。

それは杏なりの夫への“最後の情け”だった、とは前出の知人。

「杏さんは離婚届を出すのを、東出さんが出演する『コンフィデンスマンJP』の新作映画が公開されるまで待っていました。杏さんとしては、夫、父親としては失格だけど、俳優としての東出さんは応援するという気持ちがあるのかもしれません。

加えて、公開前に離婚が公になってしまうと、宣伝活動だけでなく、共演者はじめ映画に携わったすべての人に迷惑をかけてしまう。同じ役者としてそれだけは避けたかったそうです」(前出・知人)

杏の配慮のおかげで、俳優業が首の皮一枚でつながった東出。私生活の絶望をよそに、精力的に映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』の宣伝をこなした。

■吹っ切れた東出は宣伝で…

「宣伝活動が本格的に始まってからは、彼に不倫騒動があったということを忘れてしまうくらい、楽しそうに参加していましたね。そのときにはすでに離婚の話が決まっていて、吹っ切れていたのかもしれません」(映画関係者)

7月23日に公開された映画は、すでに興行収入10億円突破が確実視されているというヒット作に。

「来年の春からは映画版第3弾の製作も決定しています。主演の長澤まさみさんも“コンフィデンスマンはこの3人で!”と強い希望を持っている。少なくともこのシリーズを東出さんが降板することはありません」(前出・映画関係者)

ほかにも映画やドラマ、舞台など、東出への仕事のオファーは徐々に増えているともいう。

一方、杏はシングルマザーとして育児と女優業を両立していくことになる。彼女の仕事も順調だ。

「来年に、代表作『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)の第3シーズンで主演を務める可能性が高いようです」(前出・芸能関係者)

事務所を通して連名で出した離婚報告には、《今後は子供達の親として成長し、協力しあう関係を築いていきたい》という文言も。

5年の結婚生活は、妻の“最後の情愛”でピリオド。けじめをつけた2人はそれぞれの道を歩みだし、今後は“子の親”同士として新たな関係性を築いていく——。

「女性自身」2020年8月18・25日合併号 掲載

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