仕事や子育てに役立つ!モチベーションを高める三つのポイント【持続可能な働き方を求めて@沖縄】

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こんにちは。人材開発コンサルタントの福島知加です。
沖縄も少しずつ肌寒くなってきて、ノースリーブから半袖や七分丈の服を着る方も見えてきましたね。職場においては下半期に入る企業や、10月入社のフレッシュな新入社員を迎えている企業も多いのではないでしょうか。

今回は、研修依頼でも増えている「モチベーション」についてお話ししていきたいと思います。



【執筆者プロフィール】


福島知加

福島知加 (ふくしまちか) ワダチラボ 代表

営業、人事、キャリアコーチの経験を経て2017年に独立。
現在は「コミュニケーションで個人と組織をHAPPYに」を指針に企業や大学生向けにカウンセリング、研修講師を務めている。
趣味は自己分析、ジャニーズを応援すること、泡盛をたしなむこと。
1984年中城村生まれ。1児の母。



モチベーション研修の依頼が増えている理由



最近、モチベーション研修の依頼が増えています。その背景には、新型コロナウイルスが関係しているようです。コロナ禍によって、県内も観光業・サービス業を中心に大きな打撃を受け、雇用する方も雇用されている方も未来や現状に対する「不安」が少なからず浮き彫りになっています。また、リモートワークの普及によって生産性向上、ストレスフリーになったというメリットが出ている一方、モチベーションコントロールが難しいという話もよく聞きます。

例えば、接客業でお客さまとの接客にやりがいを持っていたA子さんが、コロナの影響で接客ができなくなってしまい、一時的にモチベーションが下がっているようなケースなど、さまざまなケースが挙げられます。

では、モチベーションを高めるにはどうしたら良いのか。
今回は、数あるモチベーションを高めるコツの中でよく研修でお伝えしている三つのポイントをお届けしたいと思います。

誰にでも当てはまるストレス解消法

ストレスを減らすことは、モチベーションだけでなく仕事・人生の要素おいてもとても大切だと考えています。ストレスを減らす方法は人によってさまざまですが、今回は誰にでも当てはまる共通のストレス解消法を2点にまとめてお伝えしていきたいと思います。

1、心身ともに健康になる方法
2、自ら問題解決ができる状態になる方法

まず、一つ目の「心身ともに健康になる方法」です。心身ともに健康でないと、思考や感情などさまざまなところに支障をきたし、メンタル不調や精神疾患に至るケースもあります。

そこで私が毎日やっていることは、7時間睡眠、5分の運動、15分以上の食事(咀嚼)、スリーグッドシングスです。この四つはうつ病予防としても自己肯定感や幸福度を高める上でも医師や専門家からすすめられる方法です。

中でも、今回特にご紹介したいのは「スリーグッドシングス」です。
方法は簡単です。一日の最後に「今日の良かったことと」「なぜそれができたのか」を三つずつ考えて記録する。ただそれだけです。最初は良かったことを思い出すのに多少苦労するかもしれませんが、2週間を過ぎたあたりから5分ぐらいでできるようになると思います。

私たちは毎日6万回思考が動いていますが、そのうち80%がネガティブなことを無意識に考えているそうです。ですが、スリーグッドシングスを習慣にすると意識的にポジティブな面に向けることができるので、モチベーションも高まりやすく、行動も起こしやすくなります。また、カウンセリングでもこのスリーグッドシングスを活用するのですが、実行した方の95%が自己肯定感が上がったと回答しています。



続いて、二つ目の「自ら問題解決ができる状態になる方法」についてです。コロナ禍において、私も含めみなさんも「自分の力ではどうにもできないことがある」ということを十分に感じたと思います。

私たちは時に自分でコントロールできないことに多くのエネルギーを割いています。コロナ禍で収入が減ってイライラ、部下のだらしない性格を直したくて怒鳴り散らす、子育てが上手くいなくて悩むなど…。コロナも部下も子どもも全て自分でコントロールできないものなんですよね。

これは、ベストセラー「嫌われる勇気」でもおなじみ、3大心理学者の1人、アルフレッド・アドラーが提唱する「課題の分離」の考え方に近いものですが、まず、目の前の課題を「自分でコントロールできるのか・できないのか」を考えた上で、できるものは「どうしたら課題解決できるのか」を考え「現状」「課題」「解決方法」をメモに書き、行動していきます。

そして「できないもの」は、できないと受け止めた上で自分にできる事をやるのです。どちらにしても、一人で全てをやろうとせず、誰かの力を借りるようにします。私は本からその答えを探したりします。

好きなこと・ワクワクすること・人に貢献できることをする

私たち人間の脳は、まず「快」か「不快」と感じた後に喜怒哀楽などの感情が生まれるそうです。では、「快」か「不快」でいうと人間はどちらがモチベーション高く続けられるでしょうか。
もちろん「快」です。
「快」は喜び、楽しみ、ワクワクなどのポジティブな感情です。もちろん「不快」の恐怖や焦りという感情でも人は行動しますが、モチベーションが高く主体的な行動というよりも、「やらされ感」「やらなきゃ」という感情に近いのではないでしょうか。

ですので、下記のような「快」と脳が反応することをすると良いです。
・好きなこと・・・時間を忘れて没頭できること、やりがいを感じられること
・ワクワクすること・・・楽しい、喜びを感じられること
・人に貢献できること・・・見返りはあまり考えず人や社会の為に貢献できること

(ただし、心身や金銭面を大きく害するものは除く)

これらにあてる時間を1秒でも長く取り入れることでモチベーションを高められます。
例えば、仕事において、できていたことができなかったとしても、その中で「好きな仕事」「ワクワクすること」「人に貢献できること」は何だろうと考え行動したり、雑務だったとしてもこの雑務が多くの方の支援に結びつくと考えたり。はたまた、好きな仕事やワクワクする仕事を自ら考え提案してもいいと思います。



ちなみに私は会社員時代、自分がワクワクする企画を上司に毎月提案していました。その企画はほぼほぼ通りませんでしたが、その企画を考えている時間はとても喜びにあふれていました。その中でも、女性スタッフ向けの講演会の企画が実現した時は、今までに味わったことのないやりがいに満ちあふれ、仕事外でも講演会を企画するようになり、独立した今でも定期的に開催しています。

好きなこと・ワクワクすること・人に貢献できることは、自分のモチベーション管理でも活用できますし、職場内の部下や後輩、もしくは子育てにも活用できると思いますので、まずは何に「快」と反応するのか探ってみてもいいかもしれません。

腹落ち感のある伝え方

先ほど、好きなことやワクワクすることの話をしました。では、好きでないことやワクワクしない仕事はどうすれば良いのでしょうか。

特にこのコロナ禍においてはできる範囲に限りが出たり、通常とは違う業務が出てきて「やらされ感」の仕事も増えたりと、モチベーション維持が難しいと多くのリーダーから相談をいただきます。

ではどうすれば良いのか…?

そこで大きな鍵を握るのが、リーダーや管理職の「伝え方」です!

「やらされ感」とは、腹落ちできていない、自分ごとになっていない状態の事を指します。では、「やらされ感」ではなく「腹落ち感」のある伝え方にするためにはどうしたら良いのか?下記の例を参考にひもといていきたいと思います!

【コロナで営業数字が下がった編】

A :コロナで営業数字が落ちているんだから営業を倍するのは当然だろ。

B :コロナで毎日の営業大変だよね。通常であれば、直接お客さまのところに行って営業ができるのに難しい状態が続いている。でも、だからこそ私はこのチームで良かったと改めて感じているんだ。これまでの仕事人生の中で何度も壁にぶつかってきたけれど、こんな状況は私も初めて。でも今のチームだったら絶対にこの壁を乗り越えていけると思うんだ。私たちは営業のプロでありお客さまを幸せにすることがお仕事だから、プロとしてどんな状況でも対応したいよね。そのためにまず何が今できると思う?

皆さんはどちらのリーダーについていきたいと思いますか。
研修でお伝えすると100%に近い確率でBに手があがります。

Bはただただ文章が長いだけでなく、腹落ち感のある伝え方の①共感 ② Iメッセージ ③志・思い ④質問が散りばめられています。この四つのポイントを伝えることで、お互いにとって良い関係を築きながらモチベーションが高まる可能性が増えていきます。
これから、その四つのポイントを解説していきます。

まずは①共感について。
「コロナで毎日の営業大変だよね。通常であれば、直接お客さまのところに行って営業ができるのに難しい状態が続いている」
この言葉のポイントは「相手の頭の中や状況を想像すること」です!そこに共感されると「この人は理解してくれている」「この人の話をもっとききたい」と安心感を抱きます。

次に、② Iメッセージ。
「私はこのチームで良かったと改めて感じているんだ。これまでの仕事人生の中で何度も壁にぶつかってきたけれど、こんな状況は私も初めて。でも今のチームだったら絶対にこの壁を乗り越えていけると思うんだ」
ここでのポイントは、主語を自分にすること。これは褒めるときや叱るとき、お願いするときなどさまざまな場面で活用することができるコミュニケーションスキルですが、よく比較される、主語を「相手」にするYouメッセージより主語を「自分」にするIメッセージの方がよりダイレクトに相手に伝わりやすいと言われています。
例えば、「Aさんって行動力あるよね」「私はAさんの行動力にいつも刺激をもらっています」と言われた方がうれしいですよね。



そして、③志・思い。
「私たちは営業のプロでありお客さまを幸せにすることがお仕事」
ポイントとしては、人は目指す方向が明確であればあるほど行動したい欲求に駆られ、共感すれば自分ごととして捉えてくれたり、応援したいと感じたりします。漫画のワンピース・ルフィのセリフで「海賊王に俺はなる」と有名なセリフがありますが、まさにルフィはこの強い言葉で多くの仲間を引き連れることに成功しています。また、最近話題のクラウドファンディングも、全く関係のない人でも志や思いに共感すれば支援する仕組みになっていますよね。なので、少し照れくさい部分もあると思いますが、なかなか伝えてないという方がいれば「志」「思い」を伝えてほしいなと思います。

最後に④質問です。
「そのために何が今できると思う?」
ポイントは自分で考えさせる、選択させる(発言させる)です。人に「やりなさい」と言われると「やらされ感」になりますが、自分で考えて選択したことや発言したことは「やりたいこと」に変化します。主体的に行動を引き出すためにはこの「質問」が鍵を握ります。考えることに慣れていない方はすぐに出てこない可能性もありますが、後々効果は出てくるので、信じて問い続けていくことをおすすめします。

いかがだったでしょうか。
今回はモチベーションを高める三つのポイントについてお伝えをしました。私自身もこんなに語っていますが、さまざまな環境の変化でモチベーションが左右されることがあります。モチベーションは高い時もあれば低い時もありますので、低いときは無理せず自分にできることから始めていってほしいと思います。



◆執筆者プロフィール◆
福島知加(ふくしまちか)ワダチラボ 代表
【ワダチラボHP】https://www.wadachilab.com/      
【Instagram】https://www.instagram.com/chika.coaching/


「コミュニケーションで個人と組織をHAPPYに」をテーマに人材育成、キャリアカウンセリング、コーチング事業を展開し、年間で70社、約2000人の支援に携わっている。

自身が営業時代に全国最下位から全国1位を経験したことと、別の企業でメンタル不調を経験したことから、セルフコミュニケーションとリーダーのコミュニケーション重要性に気付き、自身の経験と心理学やビジネス・マネジメントスキルを用いて研修を実施している。

沖縄県産業振興公社登録専門家。沖縄県観光人材育成マッチングサイト「育人」認定講師。銀座コーチングスクール沖縄校運営。1984年中城村生まれ。1児の母。



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