嵐 終演後に“涙の抱擁”…リハ5日かけた大晦日ライブの裏側


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
99年、デビュー当時のイベントでの嵐。

20年をもって、グループとしての活動を休止した嵐。“最終日”である大晦日には『第71回NHK紅白歌合戦』に中継出演し、圧巻のパフォーマンスをみせていた。

そんな嵐が最後に選んだステージは、同日20時から行われた東京ドームからの生配信ライブ『This is 嵐 LIVE 2020.12.31』だ。全28曲を披露し、笑顔でファンに“しばしの別れ”を告げて去っていった。

この大晦日ライブにかける熱意も相当なものだった。リハーサルが始まったのは公演5日前のなんと26日から!

「26〜27日は現場に携わる制作関係者や音楽関係者らが会場の音響や照明を確認。嵐の代役としてジャニーズJr.が立ち位置に入ってリハーサルを行いました。翌28〜30日が嵐の5人が入ったリハーサル。ここまで入念なのには驚きました」(イベント関係者)

一方で、リハーサルの日にメンバー5人の間に漂う雰囲気は、非常に穏やかなものだったという。

「東京ドームでは全員が同じ楽屋で過ごしていました。5人は和気あいあいとしていて、普通に会話を交わしているといった印象。活動休止が迫っているようには見えないくらいで、落ち着きぶりには“さすが嵐”と思わされました」(前出・イベント関係者)

そして迎えた“伝説の大晦日”。

「嵐がこのライブで目指したのは“ファンに温かみを感じてもらえるように”ということでしたが、そのとおりのライブになったと思います」(前出・芸能関係者)

ライブが終わったのは23時すぎ。終演後、感極まったメンバーがハグする一幕もあったようだ。

「感無量だったのでしょう。ライブ中に目に涙を浮かべていた5人は、終了後もまだ涙ぐんでいるように見えました。スタッフにも繰り返し感謝を述べていましたが、メンバー同士も互いをねぎらうように抱き合っていたようだと聞いています。メンバーたちは終始、大野さんを気遣っている印象を受けました」(音楽関係者)

ライブの挨拶を「またね!」と締めくくった大野。ひとり芸能活動休止に入ったが、今後は——。

「離島に土地を買っていて、移住する計画を立てていますが、コロナ禍でまだ着工ができていないようです。ただ、大好きな釣りを軸にしたのんびりした生活を送りたい気持ちに変わりはなく、よく釣りに行く首都圏近郊に別宅を持つことを考えていて、仲のいい漁船の船長に相談しているようですよ」(別のテレビ局関係者)

納得のいく時間を送ったのちには、再び5人が集結し新たな伝説を作ってくれることを期待したい。

「女性自身」2021年1月19日・26日合併号 掲載

【関連記事】

嵐“最後の1週間”松本潤の奮闘…紅白会議に異例の本人参加

嵐が駆け抜けた21年…ファン以外からも「ありがとう!」の声

嵐 3年後に活動再開か「このまま終われない」と大野の変心