キャンプをしながら年越し100キロウォーク!主催者が沖縄の子どもたちに伝えたいこととは【島ネタCHOSA班】

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昨年末から今年の元旦にかけて、100㌔を歩き初日の出を見に行った人たちがいると聞きました。とてもキツそうですが、どんな気持ちで歩いていたんでしょう。調べてみてください。

(那覇市 歩くの大好き!)



へぇ~! 年末年始をとても活発に過ごした方々がいるのですね。ぜひお話してみたい!

調べてみると、この100㌔ウオークは小中学生を対象とした企画だったことが判明。その名も「仲間と乗り越える! 沖縄縦断100kmチャレンジキャンプ」です。なんとキャンプをしながら5日かけて100㌔を踏破したとか。今回は主催者のモジさんこと下地正敏さんにお話を聞きました。


小中学生がチャレンジ


キャンププランナーとして活動するモジさん。会員制コミュニティ「MOJI CAMP(モジキャンプ)」を運営しています。

今回のチャレンジキャンプは、子どもたちに「自分の限界を突破してほしい」との思いで企画したそうです。対象を小学5年生から中学生に設定したところ、16人(小学生8人、中学生8人)が集まりました。この人数に加え、モジさんを含めた7人の大人がサポートメンバーとして同行することに。


「モジさん」こと下地正敏さん

行程は昨年12月28日(月)に那覇新都心公園をスタートし、沖縄本島を北上。元旦に東村のウッパマビーチ到着を目指すものでした。夜は道中のキャンプ場でテント泊。食事や寝具類は、車で同行する別のメンバーが準備しました。

1日目 朝6時半、新都心公園に集合した子どもたち。国道330号を北上、浦添市牧港から国道58号に下り、お昼は北谷町内で。嘉手納町を抜けてこの日の宿泊地、恩納村の多幸の山学校にたどり着きました。この日の移動距離は29㌔でした。

2日目 起床後、前日の疲れが残る子どもたちに「なぜ歩くのか」と話しかけ、挑戦の意義を再確認したモジさん。途中でリタイアを申し出た子を勇気づけながら宿泊地の県民の森に到着しました。この日歩いたのは22㌔。

3日目 恩納村から名護市に入る18㌔の道のり。夕食はカレー鍋をたっぷり準備しましたが、たくさん歩いた子どもたちはペロリと完食。

4日目 名護市のあけみおドームから、大宜味村道の駅までの18㌔。道の駅では夕食後に仮眠。午後11時半に起きて年越しをしました。

5日目 年越し後は深夜のやんばるを歩く最終行程、ナイトウオーク(13㌔)です。塩屋湾沿いから国道331号に合流し、東海岸に抜けます。夜道は中学生と小学生でペアを組み、2列に並んで進みました。中学生が年下の子を補助したそうです。ところがここで、サポートメンバーのうち一人が長距離の歩行が原因で足を負傷してしまいます。これ以上の同行を断念する、という選択肢も想定されたのですが、それを見ていた中学生たちが交代でメンバーの荷物を持つことを提案。おかげで全員で歩き続けることが可能となりました。モジさんは「大人も困った時は人を頼るんだよ、という場面を見せられて良かった」と振り返ります。


道中では、安全確認、体調管理、感染症対策などもこまめに行いました

東村の沿岸沿いに出たのは午前4時ごろ。ラスト4㌔はとても長く感じたそうです。眠気、寒さもあって子どもたちの疲労はピーク。雨も降っていましたが、ウッパマビーチを目前にして雲に晴れ間が。そして全員が無事、家族が待つゴール地点にたどり着くことができました。


最高の初日の出


4日ぶりに家族と再会した子どもたち。心身ともにへとへとでしたが、初日の出が昇った瞬間には、他では味わえない達成感を得られたでしょう。モジさんや同行した大人たちは、感極まって号泣だったそう。

「この経験があれば、将来壁にぶつかっても『100㌔歩いた時の方が大変だった』と思えるはずです!」とモジさんは最後に熱く語ってくれました。チャレンジキャンプは今年も企画中とのこと。挑戦したい子どもたち、集まれ~!


100㌖を踏破し、東村のウッパマビーチで初日の出を迎えた参加者の皆さん

(2021年1月28日 週刊レキオ掲載)




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