ローソン沖縄×沖縄県商業高校 商品開発プロジェクト

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県内の商業高校生とローソン沖縄がコラボレーションし、毎年オリジナル商品を発売している企画「商品開発プロジェクト」。今年は3種類のパン商品が26日に販売開始された。県産食材を取り入れつつ、味、見た目にもこだわった菓子パンたち。それぞれの商品を開発した3チームの取り組みの様子を紹介する。

(企画・制作 琉球新報社営業局)

審査の経過 3校がグランプリ獲得

5回目を迎えた商品開発プロジェクト。今回は「地産地消」「ベーカリー商品」というテーマに合わせ、109作品の応募が寄せられた。このうち5校・9作品が2020年10月14日に行われた最終審査会に選出。見事グランプリを勝ち取ったのが、商品を発売する3チームだ。

今回は新型コロナウイルス感染症対策のためリモートでの最終審査会となったが、慣れない環境にも負けず、どの出場チームも自由で楽しいアイデアを披露した。惜しくもグランプリは逃したが、「まるごと!タンクヮーサーパン」(南部商業高校)、「うちなーポー玉カレードッグ」(同)、「たーむTWIST」(具志川商業高校)、「黒糖&きなこのminiクロワッサン」(同)、「甘酸っぱい!アセロラクリームチーズケーキ」(那覇商業高校)、「黒糖黒みつフレンチトースト」(同)も健闘した。



商品の魅力引き出す一工夫





沖縄中南部エリア

中部商業高校は3年連続で最終審査会を勝ち抜き、商品開発の権利を獲得している当プロジェクトの常連校。今年は2年生4人が紅芋を使用したクロワッサンの開発を行った。

「カスタードの上の紅芋クリームは、星形の絞り器で見栄え良く」「クロワッサンには、粉糖を振る」。昨年末、チームワークの良い中部商業チームは順調に商品の仕様を決定していた。しかし開発会議も残り2回となったタイミングで、もう一つ手を加えたい箇所があるという意見が出てきた。それは「パンの食感」だ。

開発したパンは柔らかくふわふわとした生地。そのままでも十分おいしいが、生徒たちは「表面にはもう少しサクッとした食感を加えられませんか」とローソン沖縄側に提案した。もう一声、味わいに特徴が欲しかったのだ。検討を重ねた結果、パン生地の変更は厳しかったが、現状のものをトースターで加熱することで「外はサクッ、中はふんわり」とした食感が得られるという答えを導き出した。


担当教諭やローソン沖縄の関係者も交えた会議の様子

試作品の完成度の高さに思わず笑みがこぼれる生徒ら


ローソン沖縄商品開発担当者・石川勝也さんとの最後の会議の日、トースターで試作品を加熱すると甘い香りが教室内を包んだ。これだ! ほんのりと表面が焼けた「カスタード紅芋クロワッサン」を見た時の生徒たちの笑顔に、商品が完成したという手応えを垣間見た。


商品開発チーム。(左から)謝花明日香さん、渡邊桃子さん、銘苅百音さん、赤嶺愛紫さん


地元の特産品生かす





沖縄北部エリア

県産シークヮーサーの果汁・果皮を白あんと合わせ、生地で包み込んだパイを開発したのは、最終審査会でグランプリを獲得した名護商工高校のチーム。商品企画会議では、メーンの企画者3人に商品開発の授業で共に学ぶメンバーも合流。13人で知恵を出し合った。

開発の軸としたのは、地元・名護市の特産品であるシークヮーサーをPRするというコンセプト。生徒たちの要望に応え、JAおきなわがボランティアで講習会を開いてくれ、栄養成分や効能に関する知識も習得した。

もう一つのコンセプトとして挙げたのが、糖質の低さ。新型コロナウイルス禍での運動不足から、ダイエットの需要が高まっていると見込み、パイ生地に大豆粉を使用し、従来の小麦粉のパイに比べ約20%糖質を低めに抑えた。トーストすることで香りと生地のサクサク感がより深く楽しめるのもポイントだ。


ローソン沖縄・石川勝也さんによる商品開発エピソード紹介に耳を傾ける開発チームメンバー

商品企画会議の様子。試作品を前に意見を述べ合うメンバーら


第2回の商品企画会議で、製造メーカーの第一パンが提案した試作品に対し、生徒たちは「あんの色の黄色をもっと強調してほしい」とリクエスト。第3回の商品会議では商品の見た目がぐんと良くなった試作品が登場した。昼休みや放課後の時間を利用して試作を行うなど、頑張りを見せた生徒たち。人前で話すことは苦手だったが、最終審査会のプレゼンなどを通して成長することができたと語ってくれた。


開発チームのメーン企画者3人。(左から)上原千優奈さん、豊里百瀬さん、津波樹さん


キャラ「シークヮン」にも注目





那覇 浦添エリア

ローソン沖縄のパン商品の中でも人気のクロワッサンに、シークヮーサー果汁入りのクリームチーズとスイートチョコをサンド。さわやかな風味の一品を提案したのは那覇商業高校のチームだ。商品開発に臨んだのは「商品開発」の授業で学ぶ3年生のクラス。中心メンバーとなっているのは5人だが、開発会議では他の生徒たちも意見を出し合った。

開発会議において、生徒たちを悩ませたのは価格の設定だ。当初予定していたサイズや材料を盛り込むと販売価格が200円になるとの予想が出ていたため「パン商品で200円を超えると販売が難しいですよ」とローソン沖縄の石川勝也さんがアドバイス。これを受けて生徒たちはパンと具材のサイズ、量を調整し、販売価格を150円に抑えるよう工夫した。


那覇商業は選択授業の一環として、商品開発プロジェクトに取り組んだ

パッケージデザインの確認中。イラストや工作が得意な生徒が率先して作業した


価格を抑えても見た目にはこだわり、店頭で思わず手に取ってしまうような「映える」商品になることを目指した。パンにはV字の切れ込みを入れ、具材が見やすくなる加工を施した。

「主役はシークヮーサーです!」と胸を張るとおり、果汁の入ったクリームチーズ部分が見た目のアクセントにもなっている。パッケージにはオリジナルのキャラ「シークヮン」も添え、メーンターゲットである若い女性にアピールできる商品となった。


商品開発チーム。(左から)佐藤菜音さん、上間桜さん、渡慶次乙愛さん、呉屋はるかさん、松本悠愛さん




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