ネットの力 -モバプリの知っ得![132]

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糸満市にあるひめゆり平和祈念資料館が、新型コロナウイルスの感染拡大によって入場者数が減少し、経営の危機であると今月6日にTwitter上で告白し、寄付を呼びかけました。

ひめゆり平和祈念資料館のツイート
https://twitter.com/himeyuri_peace/status/1401333383528030214

資料館を大切に思う人たちがツイートの拡散と寄付を行った結果、1.5万リツイート、2日間で約4,990件、1,750万円の寄付が集まりました。※1 この件のように、ネット上で呼びかけに共感した人たちがアクションを行った結果、大きなうねりにつながることがあります。特にコロナ禍以降、お店や団体が存続のためにファンに寄付を呼びかけるクラウドファンディング※2 を行い、生き残る道を探しています。


イラスト・小谷茶(こたにてぃー)

インターネット上での「小さな声が重なって大きなうねりに変わる」のは、今回の件のようにポジティブに働く場合もあれば、ネガティブに動くこともあります。その代表例が「ネット炎上」です。誰かが問題のある行動を行い、その様子がインターネット上に流れたら、人々はその様子を見て批判します。その批判の一つ一つは言論の範囲内の「批判」に収まっていたとしても、数万人から批判の言葉が飛んで来たら怖くなりますし、当事者も深く傷つくことになるでしょう。

また規模の大きな話になりますが、2011年頃に長年の独裁政権に抑圧された北アフリカ・中東の国々の人々がSNSで抗議の呼びかけが連鎖し、大規模な反政府デモを起こしそれによって軍事独裁政権を倒すことになった「アラブの春」や、政策に反対したオンライン署名を集めるなど、今までだと「かき消されていた声」がインターネットによって広がる動きも出ています。

一人一人の声は些細なものでも、ネットを通じると社会を動かしていく流れになると思います。だからこそ、良くも悪くも両方に転ぶ可能性がありますので、こうしたネットの特性をまずは理解し、その大いなる力を意識して使いましょう。

 




 琉球新報が毎週日曜日に発行している小中学生新聞「りゅうPON!」6月13日付けでも同じテーマを子ども向けに書いています。

 親子でりゅうPON!と琉球新報style、2つ合わせて、ネット・スマホとの付き合い方を考えるきっかけになればうれしいです。



【プロフィル】

 モバイルプリンス / 島袋コウ 沖縄を中心に、ライター・講師・ラジオパーソナリティーとして活動中。特定メーカーにとらわれることなく、スマートフォンやデジタルガジェットを愛用する。親しみやすいキャラクターと分かりやすい説明で、幅広い世代へと情報を伝える。

http://smartphoneokoku.net/

 



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