配信アプリの「投げ銭」について考えよう モバプリの知っ得![145]

  • 沖縄県全体
このエントリーをはてなブックマークに追加


中国当局は、芸能人などに配信アプリでお金を送る「投げ銭」※1システムについて、未成年が使うことを禁止しました。日本でも「投げ銭」がトラブルの元になる可能性があり、一人一人が考える必要があります。

投げ銭機能はいわゆる「課金」の一種で、投げ銭を活用するとライブ配信アプリの配信者を支援することができます。コロナ禍で仕事が減ったタレントやアイドルたちが新たな収入先として参入し、盛り上がりを見せています。

投げ銭を送ることで、自分の名前やコメントを読み上げてくれるので、「好きなタレントに自分を覚えてもらいたい!」という欲求につながって、多額の投げ銭を行う人が増えています。また、ライブ配信アプリによっては支援額をランキングで発表する仕組みもあるため、ファンとしては他の人よりも多く投げ銭を行い、目立って認めてもらいたい気持ちが生まれます。ファン同士の投げ銭合戦を白熱させる仕組みが組み込まれています。

 


イラスト・小谷茶(こたにてぃー)

基本的に未成年は高額な投げ銭ができないようになっていますが、スマホの設定によっては「保護者のクレジットカードが設定されていた」などの理由で、数百万円課金できる可能性もあります。

「気がついたら投げ銭できてしまった→お金が減る実感がなく繰り返し投げ銭してしまう→保護者にバレて怒られるのは嫌だけど、投げ銭すると配信者に認めてもらえる→投げ銭の金額が膨れ上がり大問題に!」といった最悪のパターンが起こっているのです。そういったケースを防ぐためにも、保護者は自分の子どものスマホやタブレットの契約設定、課金先を今一度確認しましょう。

子どもたちに「ゲーム内の課金」をさせるべき? モバプリの知っ得!
https://ryukyushimpo.jp/style/article/entry-1376111.html

お金のやりとりが発生するコミュニティーでは、トラブルが起きたときに人間関係もこじれることがあります。「昔から投げ銭繰り返してずっと応援してきたのに、新規ファンのあいつへの対応の方が丁寧だ!」と他のファンの強い思いが自分に向かってきたり、また、自分が誰かに強い思いを向けたりする可能性もあります。投げ銭はお金が絡む行為なのでリスクがありますが、ゲームの課金と同様にお小遣いの範囲で行うのであれば必要な社会勉強になるので、あらかじめ家族とルールを決めて行いましょう。

※1 投げ銭…スマホやPCで行う、課金の一種です。お金を直接送るタイプと、一度アイテムを購入し、そのアイテムを送るタイプの投げ銭があります。投げ銭を行うことで配信者が名前やコメントを読み上げ、お礼を言う文化があるため、認めてもらう・覚えてもらうために何度も課金をする人も多いです。

 


 琉球新報が毎週日曜日に発行している小中学生新聞「りゅうPON!」でも同じテーマを子ども向けに書いています。

 親子でりゅうPON!と琉球新報style、2つ合わせて、ネット・スマホとの付き合い方を考えるきっかけになればうれしいです。



【プロフィル】

 モバイルプリンス / 島袋コウ 沖縄を中心に、ライター・講師・ラジオパーソナリティーとして活動中。特定メーカーにとらわれることなく、スマートフォンやデジタルガジェットを愛用する。親しみやすいキャラクターと分かりやすい説明で、幅広い世代へと情報を伝える。

http://smartphoneokoku.net/

 



「モバイルプリンスの知っとくto得トーク」はこちら

 


WSJ特設サイト

前の記事【続編】県内各地に出没する「おま...
次の記事海外こども服を個人輸入してみまし...