シニアも気軽に楽しめる「ペタンク」の魅力【島ネタCHOSA班】

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毎週木曜朝8時25分頃から、ラジオ沖縄の番組内でレキオの記事を紹介している「週刊レキオチェック」のコーナーで、シニアも気軽に楽しめる「ペタンク」というスポーツの話をしていました。県内でもなかなか盛り上がっているそうですね。気になるので調べてください。

(那覇市 シニア・リキエルさん)



県内で競技の普及に取り組む「沖縄県ペタンク協会」に連絡したところ、事務局長の田村守さん(80)から「プレーの様子を見学に来てください」とのお誘いがありました。


シンプルだけど奥深い


というわけで、やってきたのは那覇市の末吉公園。首里儀保町側の入り口そばにペタンク用のコートがあり、毎週水曜・土曜の9~12時に「那覇ペタンククラブ」に所属する30人ほどがペタンクをプレーしているそう。

まずは、ペタンクがどんな競技か教えてもらいました。基本的なルールは、「ビュット」と呼ばれる目標球に、味方のボールを投球してできるだけ近づけるというシンプルなもの。1人対1人または2人対2人、3人対3人でチームを組んで対戦。試合終了後に、相手より味方のボールが目標球に近ければ得点できます。


(左から)田村守さん、上原正秀さん

「ルールは簡単で、誰でもすぐに楽しめます。うまい人が必ず勝つというわけではありません。力も要らないので、10歳の子どもでも、80代のシニアでも、対等に勝負ができ、3世代で楽しめる。こんな競技は他にあまりありません」と田村さんはペタンクの魅力を解説。

同時に「戦略性に富んでおり、奥が深い」のも競技の特徴です。ゲームに奥行きを与えているのが、味方のボールを相手のボールにぶつけてはじき飛ばすという要素。ボールをうまくぶつければ1球で形勢が逆転することもあるといい、「非常に頭を使う知的なスポーツ」だと田村さんは強調します。認知症予防のためにも、シニアの皆さんにプレーを勧めているそうです。

県内での広がり

 那覇ペタンククラブの皆さんに話を聞いてみると―。

 「この競技は人をけなさない。人を常にリスペクトしています。この精神がいい」髙橋清さん(72)、「自分のペースでやれるような感じがあって、夫やクラブの皆さんと一緒に楽しくやっています」座波ヨシさん(79)。


プレーの様子。コートの長さは4メートル×15メートルが基本なので激しく動き回る必要もなく、シニアに優しい競技=末吉公園

 クラブ最年長の西平守良さん(87)は、小学6年のお孫さんとプレーを楽しむこともあるといい、「(金属のボールが相手のボールに)当たってパチっと音がするのが心地良い。そんなに歩き回るわけでもないので、私のような年齢の者にはいい」と笑顔で話します。

 那覇ペタンククラブ会長の上原正秀さん(79)が、「ペタンクは1910年に南仏で生まれたスポーツ。もともと助走をつけて投球していたゲームを、リウマチを患った選手が足を地面につけたまま投げることができるよう変更したといわれています」と教えてくれました。実際、足に障がいがある方や車いすの方もプレーしているそうですよ。

* * *

田村さんによれば、沖縄では30年以上前からペタンクが楽しまれており、2010年に県ペタンク協会が設立。「会員は250人ほどですが、会員以外の愛好者も含めると3000人くらいいるんじゃないでしょうか」。最も盛んなのは那覇市で、那覇ペタンククラブでは前述の末吉公園のほか、毎週金曜9~12時に奥武山公園補助競技場(12~3月は少年野球場)でもプレーを行っており、毎回50~60人ほどが集まるそう。また中南部、規模は小さいものの北部や離島などにも愛好者がいるといいます。

2年後の23年には日本ペタンク選手権大会の沖縄開催を予定しており、県内でさらにペタンクを盛り上げていきたいと田村さん、上原さん。「興味があれば気軽に連絡を」とアピールします。

シニアの皆さんが笑顔でプレーを楽しんでいる様子が印象的で、調査員も元気をもらいました!
 




沖縄県ペタンク協会

098-935-1641(田村)

 


10月27日に末吉公園でプレーを行った那覇ペタンククラブの皆さん(撮影の際、一時的にマスクを外してもらいました)

(2021年11月11日 週刊レキオ掲載)





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