一人っ子はかわいそう?☆えくぼママの沖縄子育て☆


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

私の娘は一人っ子です。

私と夫、娘の3人暮らし。

ワイワイにぎやかなおうちではないですが、それぞれがマイペースな私の大切な家族です。

5年程不妊治療を続けて、やっとこさ授かった命でした。

特に、私と夫どちらが悪いわけでもなく、不妊の原因はどちらにもあったので、お医者様からは自然妊娠は難しいと言われました。

なので、私たちが子どもを授かるには不妊治療を続けるしかなかったのです。

普段、神頼みはしない私ですが、この時ばかりは神社仏閣へ行くたびに、「どうかお願いします」という気持ちで手を合わせてみたり。

なので、娘が私のお腹に来てくれたときはもう!!嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。

娘が生まれて数日後、
実家の両親から「2人目も頑張りなさい」と言われます。

娘が生まれて1か月後、
夫の母から「1人じゃかわいそうだから2人目も」と言われました。

私も最初は、きょうだい多い方がいいのかもしれないとも思ってみたり。

ただ、2人目を本当に生みたいのかと考えると、しっくりこない私もいます。
(こんなことを言うとお叱りを受けそうですが。)

なかなか私も不器用な所があり、怖いものなしの肝っ玉母さんタイプではないので、ゆっくり1人を育てるのが私らしくいられるというのが本音だったのです。

娘が生まれて2年後、夫はどう考えているのか真剣に尋ねたときに返ってきた答えが、
「一人っ子はかわいそうじゃないよ」
のひと言。

それを聞いた瞬間、モヤモヤとした霧がぱぁ~っと晴れたような気持ちになり、娘に対して、一人っ子でかわいそうと思ったことに対して、ごめんねという気持ちになり。

その日から私は、人に「お子さんは何人?」と聞かれても自信満々に「一人っ子です」と言えるようになりました。

そして、その言葉のあとに(うちの娘はかわいそうじゃないですよ)と心の中でつぶやいています。
 

(えくぼママライター あーきぃ)

 

☆ プロフィル ☆

あーきぃ

沖縄生まれ沖縄育ちの1児のママ。楽しむ子育てをモットーに、日々の何気ない日常を面白く楽しく前向きにとらえて生きています。日本アロマコーディネーター協会認定インストラクターとして活動中。

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