沖縄でも山菜料理 ディナーコースはいかが?【島ネタCHOSA班】

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沖縄でも、地元でとれた山菜を使った料理を食べられるところはありますか? ぜひ調査お願いします。

(那覇市 はいさいOYAJI)



山菜料理ですかー。調査員も1度、国頭村の与那地区交流拠点施設「よんな~館」で、洋服に付くチクチクした「センダングサ」が入った天ぷらを食べたことがあります。今でも食べられるのか、聞いてみましょう。

客が喜ぶ山菜料理

与那地区の区長・大城靖さんに電話すると、開口一番「やっていますよ~」との返事。今夜ちょうど山菜料理を宿泊者のお客さまに提供するらしい。この絶妙なタイミング見逃すわけにはいきません!


与那区区長の大城靖さん

那覇から出発すること約3時間―。さっそく「よんな~館」のキッチンをのぞいてみると、山菜を使った天ぷらを揚げているところ。ノビル、ヨモギ、タラの芽、桑の葉、サシグサなどが次々と油鍋に入ります。山菜を使った刺身や肉巻き、ツワブキのキンピラ、彩りご飯なども続々と客席へ。

「オオタニワタリ」を使った肉巻きは、5~6センチのオオタニワタリの新芽を使用。刺身には、ホウレンソウに似た「ハマホウレンソウ」。彩りご飯には「タラの芽」や「ノビル」が混ぜられています。

伊勢海老汁には、貴重な「ホウビカンジュ」の先端の部分。伊勢海老は、4~7月末の禁漁期間前に地元の海で捕れたものを冷凍して使っているそう。

食材のうま味を味わう

今回のコース料理には、約10種類の山菜が登場。調査員も試食してみましたが、どの料理も食材が生き生きして美味。ほぼ「塩、みそ、しょうゆ」の3つで仕上げているそうで、お客さまに食材のうま味を味わってもらいたいから、素朴に仕上げているとか。いただいたのは、国頭村で採れた山菜をふんだんに使った「プレミアムよんな~ディナーコース」(5千円)。今まで宿泊者限定で出していたそうですが、お客さまからの声で宿泊者以外にも提供を開始。


プレミアムよんな~デイナーコース(1週間前要予約)

今回実際に食事をした「神部聡建築設計事務所」代表の神部聡さんは「国頭(の恵み)をいただきました!」と満面の笑み。奥さまで「つちのや」店主の神部奈緒美さんは「山菜は奥が深い。もっと知りたくなりました」と、ほほ笑みます。隣の山﨑麻子さんは「はじめて食べる山菜が多かった~! 盛り付けも味付けも前菜もコースも、どれも凝ってなくてシンプル。豊かな食事時間でした」と感嘆の声を寄せます。

「海でサメとの対決したことあるわけよ~。はっさ、どんだけ怖いから! イノシシは中学生の頃から千頭以上は狩ってきたよ」(区長経験者の津波敏久さん)、「野球の大谷選手は二刀流だけど、与那のオオタニワタリは三刀流。生でも、揚げても、炒めてもOK。大谷選手とウチの三刀流をかけて与那は『オオタニサン』!」(元区長・宮城忠信さん)と、愉快な地元トークやギャグが飛び交いました。


今回特別に、山菜採取現場に同行。梅雨の大雨のなか、迷路のような山をかき分けタラの芽やホウビカンジュ、イシモモ、ミズモモを採取。


食材のためなら雨でも採取

「ウチは、他のような豪華なサービスや施設はないけど、食材が豊富。山から山菜がとれるのは地元の人も知っているけど、調理は面倒だしコスパ悪いから、皆いちいち山に採りに行かない(笑)。でも他では貴重食材ばかり。だからそこに着目して『山菜ディナー』を始めました。これからも頑張りたい」と、大城区長。

新鮮な食材を山の匂いとともに素朴にいただく。早朝、客室の窓を開けると180度の山風景。忘れていた何かを思い出せそうです―。




緑が美しいオオタニワタリの新芽。家庭菜園でも栽培可

国頭村与那地区交流拠点施設「よんな~館」

住所:沖縄県国頭郡国頭村字与那68番地
電話:090-9780-7594

※国頭村道の駅「農産物直売所」で山菜、天ぷら、山菜おにぎり販売中(土日限定)。
※ランチ、宿泊、デイユースあり

 


(2022年6月16日 週刊レキオ掲載)




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