「流産した」そのとき、何と声をかけますか☆えくぼママの沖縄子育て


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私には5歳と3歳の子供がいて、さらに今3人目がお腹の中にいます。無事に安定期を迎える事ができ、7月に産まれる予定です。

ですが、
実は今回の妊娠は7回目。

流産は、15%の確率で起こりうると言われていますが、
私は1番上の子を出産する前に2回、2人目を出産した後に2回流産をしています。
 

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私は若い頃から仕事を無理して睡眠不足になった時や、考え事が多すぎて眠れない時など、生理と生理の間に不正出血が(中間出血とも言うそうです)1週間ぐらい続く事がよくあります。

病院に行くと、検査しても「特にどこも悪くないけど、ホルモンバランスが乱れていて、排卵が出来ていない」と言われ、だいたい「ゆっくり休め」や「しっかり栄養ある食事をしたら治る」という事で治療などしていません。
たしかに、体調のいい時は不正出血はないので、不正出血があった場合でも、あまり気にしていませんでした。

そして、そんな不正出血をしていても妊娠しました。

その時は確かに仕事を頑張ってもうまくいかず落ち込んでいて、それでよく飲みにも行っていて、生活も乱れて不正出血もしていましたが、生理がなかなか来なくて少量の出血もあったので病院へ行くと、妊娠が分かりました。

でも「成長が遅い」と言われ、しばらくして自然流産しました。2回目もそんな感じでした。
 

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3回目の妊娠が分かった時は、2人出産した後だったこともあり、気持ちにも余裕がありましたし、心拍も確認出来て順調に育っていました。しかし、7週の時にとてつもなく大きな精神的なダメージを受け、情緒不安定になり仕事で疲れていても3日間ほぼ眠れない時がありました。そしてその時にビックリするほど大量の出血があり、もう諦めモードで次の日に病院へ行きました。そのときは無事にお腹に赤ちゃんもいて、心拍も確認出来ました。

しかし、切迫流産と言われたので、仕事も休み、しばらく安静にしていました。

ですが、さらに1週間後に様子をみるという事で診察してもらうと、心拍が確認出来ませんでした。
 

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もちろん毎回とても悲しみましたし、自分を責める事もありました。2回目の流産の時は「私には子どもを産む事が出来ないのかな」と不安にかられました。

その時に病院の先生や周りから毎回のようによく言われる言葉で私があまり納得出来なかった言葉があります。

それが
「その子は弱かったんだからしょうがないよ!」
です。

もちろん私が自分を責めないようにと気を遣って言ってくれているのも分かるし、実際にそうなのかもしれないのですが、私の精神的なものや体質がまったく関係なかったとは思えず、それでも産まれようと思って少しの間でも私のお腹で頑張って成長していた姿を想像すると「弱かった」なんて言ってほしくないし、その子がかわいそう、と思いました。

そうやって言われて、しょうがなかったんだと思い、気持ちが軽くなる人もいるかもしれませんが、私はこの言葉を言われる度に、なんかその子に対して失礼な気がして、複雑な気持ちでした。

ただ「今回は残念だったね、辛いよね」ぐらいで少しでも悲しみに共感してくれる人の方が私は嬉しかったです。

実際、無事に産まれた2人も妊娠初期は少量の出血があり、特に1人目は安定期に入る少し前までずっと少量の出血が毎日ありました。

切迫で入院した事もありました。

それでも健康に産まれ、元気に成長しています。

無事に産まれてくれた事が当たり前とは思っていないし、奇跡のように感じるし感謝しています。
 

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今回もまさかの妊娠ではありましたが、最初はとても不安でした。

今までで1番出血も少なく、無事にここまで順調に育ってくれて、やっと安心でき、あらためて「よかった~」と喜びを感じています。

無事に赤ちゃんが産まれるって事は決して当たり前ではなく、色んな環境が合わさっての「奇跡」なんだと思っています。

これからまた出産、育児と大仕事がありますが、私はとても楽しみです。
 

(えくぼママライター ウナ

 

☆ プロフィル ☆

ウナ
4才と2才の二児の母です。趣味は植物染めと絵を描く事です。よろしくお願いします^ ^

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