真っすぐ、前に モデル・女優 宮城夏鈴

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妹の笑顔 見たくて

 透明感のある肌に美しさとかっこよさが際立つ宮城夏鈴(24)。東京を中心にモデルとして活動する彼女は自信あふれる笑顔で女優の道へと進んでいる。


モデルとして、女優として輝きを放つ宮城夏鈴。「いつかは『かっこいい』と言われる女性になりたい」と前を見据える=東京都渋谷区

 「幼い頃は男の子と交じってサッカーをしながら育った。普段から『男っぽい性格だね』って言われていた」と語る。高校もバスケ部に所属し、髪を短くするなどスポーツ少女だった。「本当は人前で歌い、キラキラしたかった。でも恥ずかしくて誰にも言えずにいた」と明かす。

 彼女には7歳下の妹がいた。2014年に白血病でこの世を去った。闘病生活を送る妹の姿が今も忘れられない。「私が普通に生きていることは当たり前じゃないって深く感じた」と涙をこらえ、語った。

 妹が心を和ませる時間があった。テレビで好きな歌手のビヨンセを見ていた妹が「頑張るぞ」と笑っていた。妹の笑顔を見て、自分の夢に改めて気付かされた。「そういえば、私この世界に入りたかったんだ」と。

 「自分を信じて妹のような子どもたちを笑顔にしたい」。モデルになる意志を固めた瞬間だった。

 現在「東京ガールズコレクション」に出場するなどモデルとして活動する彼女は、次への一歩を踏みだす。3月に放送予定の琉球朝日放送とベトナム国営放送の合作ドラマ「遠く離れた同じ空の下で」でヒロインを演じる。「初めて演技する舞台が沖縄だったのでうれしかった。この作品でもっと私のことを知ってもらえたら」と意気込む。

 モデルとして、女優として輝きを放つ彼女。「いつもは『かわいい』といわれるけど、いつか『かっこいい』といわれる女性になりたい」と真っすぐ前を見据えた。亡き妹への思いを胸に挑戦を続ける。

文・金城実倫
写真・具志堅千恵子

宮城夏鈴(みやぎ・かりん)

 1992年生まれ。浦添市出身。高校卒業後、米国留学などを経て2014年、モデルとしてデビュー。

 15年、第21回東京ガールズコレクションA/Wに出場。翌年、歌手としてCMのテーマソングを歌うなど活動範囲を広げる。

 琉球朝日放送とベトナム国営放送合作のドラマ「遠く離れた同じ空の下で」でヒロインの宮里英里役として出演。

 特技はバスケットボール、スポーツ全般。

(2017年1月1日 琉球新報新年号掲載)




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