肉体改造 二人三脚で パーソナルトレーニング

  • 沖縄県全体
このエントリーをはてなブックマークに追加

 分厚い胸板にシックスパックの(六つに割れた)腹筋。引き締まったウエストにシャープな太もも。人生一度は憧れるメリハリボディー。フィットネスジムに通い、日々トレーニングに明け暮れるもなかなか減らないぽっこりおなか。気付いたら足が遠のく。そんな人にお勧めなのが、プロのトレーナーが一対一でトレーニング指導や食事管理をしてくれる「パーソナルトレーニング」だ。「結果にコミット」とのフレーズで話題となった「RIZAP」(ライザップ)もその一つで、沖縄で今、パーソナルジムが急増している。月十数万円と割高なパーソナルジムの世界をのぞいてみた。

海兵隊式

 2015年12月に那覇市松山に開業した「WIRED GYM」(ワイヤードジム)は、沖縄で唯一、米海兵隊のトレーニング方法を取り入れた独自のトレーニングを開発した。サーキットトレーニングなどを盛り込んだ本格的な手法で、一時的な糖質(炭水化物)抜きダイエットではなく、継続的な効果を生みだす。


米海兵隊の手法を取り入れた独自のトレーニングを提供するワイヤードジムの永山勝也さん(下)と小田川洋司さん=那覇市松山

 遺伝子検査も行い、個人に合った最適のトレーニング方法が遺伝子レベルで分かる。脂質や糖質が蓄積しやすい体質などを細かく把握することが可能だ。

 ワイヤードジムの小田川洋司さんは「ミリタリー(軍隊式)トレーニングはスタミナや筋力、瞬発力、俊敏性、柔軟性などあらゆる能力を総合的に高めることができる」と述べる。オフィシャルトレーナーの永山勝也さんは「ワイヤードジムが最も大事にしているのはモチベーションを上げること。運動を『やりたい』まで引き上げ、トレーニングを生活の一部にまで持っていく」と語った。


欧州スタイル


 旧ソ連軍発祥の運動器具「ケトルベル」とブルガリア発祥の「ブルガリアバッグ」を使用する「A Pareo」(アパレオ)は、国内でも珍しい欧州スタイルのパーソナルジムだ。無酸素運動と有酸素運動を取り入れたエクササイズを提供する。20分1セットと短時間ながらも、消費カロリーはジョギングの4倍で、「世界ナンバー1」の全身運動とされているという。


ブルガリア発祥のトレーニング器具「ブルガリアバッグ」を使ってエクササイズする「A Pareo」(アパレオ)の利用者ら=那覇市銘苅

 アパレオには、下は高校生から上は80代と幅広い層が通う。運営するアパレオホールディングスの川嶋浩介社長は「ダイエット目的だけではなく、最近は体質改善や自律神経の乱れを直したい人など幅広い目的でトレーニングに励むようになっている」と語る。

 実際、椎間板ヘルニアに悩まされていた70代後半の女性がジムに通い、普通に元気に歩けるようになったという。


自宅で簡単


顧客の自宅でトレーニングの指導する八幡武人さん(左)=豊見城市豊崎

 沖縄にも出張専門パーソナルトレーニングジムがある。八幡武人さんは、自宅に出張し、トレーニングを指導する。「近くにジムがない」や「人に見られたくない」「ジムに行く時間がない」などの理由で出張ジムを選ぶ人は増えているという。

 八幡さんは「移動時間もなく、手軽にできるのが出張ジムの特長で、小さなお子さんがいる女性のお客さんも多い」と利点を語った。

文・吉田健一
写真・大城直也

 



自己流に限界感じたら
小川敬司さん ダイエットジムコンシェルジュ


ダイエットジムコンシェルジュの小川敬司さん(右)

 パーソナルトレーニングとは、身体的なことを知り尽くしたトレーナーのアドバイスの下に行う。筋肉は本人が感じる限界の少し先の負荷をかけることで発達する。なかなか1人では追い込めない。パーソナルトレーニングジムは、トレーナーを独占できる場所であり、他のメンバーに気を使うフィットネスジムとは違って担当トレーナーがずっと1人の客を指導し、二人三脚でダイエットに取り組める空間だ。

 「2カ月集中」というような短期集中コースがメーンとなっていることで、目標が明確になり、集中して取り組みやすいのが特長だ。現在、プライベートジムを選択する人が増えている。沖縄では、業界最大手のライザップ1号店が2012年に開業したのを契機に、どんどんパーソナルジムが増えている。

 自己流のダイエットに限界を感じている人、「フィットネスジムに入会した。食事制限にトライした。だけど続かなかった」という人にこそ、プロのトレーナーに可能性を感じてほしい。興味がある方はぜひ、われわれに連絡してほしい。



(2017年4月4日 琉球新報掲載)



前の記事羽生結弦 復活王者が「真・四回転...
次の記事“介護に優しい街”東京都港区の至...