【動画あり】清明(シーミー)のBGMはこれで決まり! 「Let’s清明祭」

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 沖縄のみなさ~ん! 突然ですが、清明(シーミー)祭、行きましたか?

 親戚一同が集まり、祖先を供養する大事な行事、シーミー。

 実は2016年に、このシーミーを歌った「Let’s清明祭」というレゲエ調の曲が出たのを知っていますか?

 歌っているのは、沖縄のお笑い芸人・知念だしんいちろうさんが扮するユタ(=奄美群島や沖縄を中心にみられる巫女。神がかりの状態で死者の口寄せを行なったり、人々の不幸や病気の原因を占ったりする)のキャラクター・大兼のぞみとパフォーマーSAkAE扮する幽霊のキャラクター・DJレイコです。



 そんな大兼のぞみ with DJレイコに歌に込めた思い、シーミーへの思いをインタビューしました。

 「あい、シーミーがあるの忘れてた!」という人も「もちろん行くよ!」という人も、この曲を聴いてレッツ・シーミー祭~!


お笑い芸人とDJが歌うシーミー その深~い理由とは?


―以前、保育園でライブをしたのを取材しました。そのときに初めて曲を聴いて衝撃を受けました。なぜシーミー祭を歌にしようと思ったんですか?

のぞみ 主に本島内だけどシーミーは沖縄で大切な行事よね~。シーミーの時にはみんなお墓に行くけど、沖縄の人ってシーミーの時しか墓に行きたがらないじゃない。

―そう言われればそうですね。

のぞみ もっと墓に行った方がいいよ。そしたら先祖も喜ぶよ。それとシーミー楽しいよというメッセージを込めたの。

レイコ(レイコは幽霊なので、話せない。のぞみがレイコの言葉を仲介) シーミーの時だけじゃなく、オールシーズン墓に来てほしい。


言いたいことをのぞみ(右)に耳打ちするレイコ

のぞみ 沖縄でも上の世代とのつながりが薄れてきているじゃない。おじいちゃん、おばあちゃんの家にもっと行ってほしいし、先祖のお墓にも気軽に行ってほしい。

レイコ 模合(もあい=複数の人が月に1回決まった金額を持って集まり、その中の1人が集まったお金を受け取る。毎月1人ずつ順番にお金を受け取っていく)感覚で。模合は毎月なのに、お墓に行くのはなぜ年1回か?と沖縄社会に疑問を投げかけているんです。曲調はレゲエだけど、心はロック。

―歌詞の中にもありますね。「模合は月イチ シーミー年イチ 墓場で模合をすればいい」って。しかも支払いは「ウチカビ」(笑)


あの世のお金「ウチカビ」

のぞみ この世とあの世は変わらないのよ。作法ではなく気持ちが大事、お墓ではしゃいでもいいのよ。

レイコ 幽霊の立場からすると年に一回しか会えないのはさみしい。だからたまに会いに来る。そしていすぎたのが浮遊霊になる。

―なるほど。

―若い人はシーミーに行かない人もいますね。

のぞみ それは2つ理由があるよね。1つは楽しくなさそう。2つ目は大切さが分かっていない。

レイコ だからシーミーをおしゃれにしたい。DJブース作ってくわっちー(=ごちそう)を食べてもいい。それぞれのやり方で楽しいと思えればいい。

のぞみ ご先祖さまは見えないけど、想像はできるよね。おじいちゃん、おばあちゃん、そのまたおじいちゃん、おばあちゃんがどんな人だったか聞くことはできる。つながることの大切さがわかれば、もっとシーミー行くんじゃない。シーミーはあの世とこの世をつなぐピクニック。世代と世代をつなぐピクニックなのよ~。「忙しい」という理由で行かない人もいるけど、ご先祖さまは全部見えているよ~。


「全部見えているよ~」と話すのぞみ(左)と得意の逆立ちをするレイコ

―5月からJTAの機内で「Let’s清明祭」が流れると聞きました。

のぞみ そうなんです~。宮古、八重山ではシーミーをしないから、宮古、八重山の人にシーミーを知ってもらいたい。シーミーの時ってなぜか家系図持ってくるおじさんがいたりね(笑)、何なの?と思うけど、分かり始めると楽しくなるのよね。あと、ダメな大人たちも見られる(笑)。
曲を県外の人にも聞いてもらってシーミーという文化が沖縄にあることを知ってもらいたいです~。

 






~ この記事を書いた人 ~

 玉城江梨子(たまき・えりこ) 琉球新報Style編集部。琉球新報の記者として10年余り沖縄各地を取材。沖縄の本当の良さを全国の人に届けたいと思っています。

 





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