財前直見 4カ月で6種の資格取得の理由は「息子」と「終活」

このエントリーをはてなブックマークに追加

「昨年、息子が小学4年生になるときに塾に通わせようと思ったことが、資格を取るきっかけになりました。息子に“お母さんも勉強して頑張っているのよ”という姿を見せたほうがいいかな、と思って(笑)。資格だったら、認定証をいただけるので証明にもなりますからね。でも息子からは、『どうせ自分のためでしょ?』って言われましたけど(笑)」

 そう笑いながら話すのは、現在、NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』で柴咲コウ演じる主人公の井伊直虎の母親・祐椿尼を演じている女優・財前直見さん(51)。シリアスからコメディまで、数多くの作品で活躍するかたわら、彼女は’16年5月から9月までのわずか4カ月間で、6つもの資格を取得していた。

「メンタル心理カウンセラー」「上級心理カウンセラー」「行動心理士」「シニアピアカウンセラー」「終活ライフケアプランナー」そして「エレガンスマナー」。彼女にそこまでさせた理由は何だったのか、財前さんはこう語る。

「資格を取ったもう1つの理由は、昨年、私自身が50歳になったことも大きかったですね。それまでの自分はまだまだ未熟で、周りの大人たちからいろんなことを教わって生きてきました。そんな自分が50歳になった節目として、何か社会貢献をしなきゃいけないという強い意識を持つようになりました。“誰かのために何か役に立てる人間になったほうがいい”と思ったんです」

 彼女が取得した6つの資格のほとんどが「心理」に関係しているもの。そのなかでも、将来自身がいちばんなりたいと思っているのが「終活ライフケアプランナー」だ。

「これは、自分が死を迎えるときに周りに迷惑をかけないためのアドバイスができるので、お年寄りの方だけでなく、若い人たちにも勧めていきたいと思っています。たとえば、一人暮らしの方が突然亡くなったとします。その方のパソコンのなかには、住所録をはじめさまざまなデータが入っている。でも家族はそのデータをどうやって引き出せばいいかわからない。つまり、自分自身に万が一のことがあった場合、自分の意思や家族に迷惑をかけないために知らせておきたいことを書いた終活ノートの重要性をアドバイスしていきたいと思っているんです。もちろん、私も終活ノートを書いて家に置いていますよ(笑)」

 たしかに、親が突然亡くなった場合、親の預金通帳、はんこ、保険証書といった大事なものが、家のどの場所にあるかだけでもわかれば、残された家族はかなり助かる。

「じつはいま売っている終活ノートよりも、もっと書きやすくてわかりやすい、オリジナルの終活ノートをプロデュースしたいな〜と、ひそかに考えてます(笑)。お年寄りの方って、エ〜ッ!て、思うようなとても大事なことを新聞チラシの裏に書き残していたりするんです。それなら大事なことを項目ごとに、1つのノートにまとめて書いておいたほうが、自分や家族のためにもなる。若い人からお年寄りまでが、終活ノートを書く世の中になってほしいというのが、私の希望でもあるんです」

 そして、彼女が次に取りたいと考えているのは、これまでの子育て経験を生かせるような、養育に関わる資格。新しい資格への好奇心は増すばかりだという。

「私にとって資格は、自分自身を見つめ直して、自分自身を褒めてあげるもの。息子にも言われましたが、結局、自分自身のためなのだと思います。限界を作っているものも自分。諦めるのも自分。何と戦うか。それは自分の弱さ、甘さだったりします。どんな人であっても、自分はどうしたいのか、悩んだり苦しんだりする。いくつもの資格を取ることによって、自分を客観的に見つめ直す、いいきっかけにもなりました」

 女優業にも、資格の勉強にも、飽くなき好奇心と向上心で挑戦し続けているようだ。

【関連記事】

【13年3月】財前直見 「子供のため…」豪邸を出て郷里で新生活へ

【13年1月】財前直見 「40歳すぎて純愛できた」

沢村一樹 財前直見との共演“裏事情”「下ネタは封印を…」




前の記事レトロでモダンな街の洋食屋さん ...
次の記事「遺産」「財産」…もらえるのは誰...