子どもにちゃんと伝えたいから…沖縄愛楽園を訪れた ☆えくぼママの沖縄子育て☆


子どもにちゃんと伝えたいから…沖縄愛楽園を訪れた ☆えくぼママの沖縄子育て☆
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

暑い日が続きクーラーで跳ね上がった我が家の電気代にビビって、涼しくなる寝具を買いまくり、逆に支出が増えてしまった、あざまるです。汗

先日、新聞で目にした記事が衝撃的でした。
『ハンセン病の差別 二度と 北部5高校 愛楽園で歴史学ぶ』(7月10日付琉球新報 23面)

あらためて知った ハンセン病のこと

記事の内容は、名護市にある国立ハンセン病療養所・沖縄愛楽園内に設置された資料館で、県内の高校生たちが実際にあったハンセン病患者へ差別の歴史を学び、その感想文をまとめた、というものでした。
私も沖縄出身なので中学生の時に沖縄愛楽園の歴史は聞いていたつもりでしたが、具体的にどんな酷いことがあったのかなんて全く知りませんでした。
特に衝撃を受けたのは、同園に隔離されていた元入所者が妊娠したとき、強制的に堕胎させられていたという事実です。
自分も出産の経験があるせいか、記事を読んでいるとすごく胸が苦しくなって、思わず娘たちを抱きしめて泣いてしまい、家族をびっくりさせてしまいました。

記事を読んでから数日、ずっとモヤモヤしてて、考えて考えて思ったことは、「私は沖縄の歴史を全然知らなかったんだな・・・。子どもたち聞かれた時に答えられるようにしたいな」ということでした。

そこで週末を使って愛楽園内の資料館に行くことに。

資料館にはハンセン病患者、一人ひとりの苦しみが綴られた文がたくさん展示されていて、実際に隔離されていた小屋や使用していた木製のベットなど、当時を思い起こさせるような展示もあり、見ていてずっと涙が止まりませんでした。

知って 行動して 伝える

家に帰って、娘たちの前に座って、「沖縄は昔こんな歴史があってね・・・知識がなかったから怖くなって嫌いになってしまったんだよ。だからお友達とは仲良くしようね」と、まるでオバァのようなテンションで語ってしまいました。

新聞に衝撃を受け、実際に足を運んで、自分で知って、子どもに伝える。
こんな行動を取ったのは初めてだったのですが、とても良い経験でした。
これから先も続く子育てが、より豊かなものになる、と実感しました。

勇気が要るかもしれないけど、娘たちが大きくなった時、また一緒に足を運ぼうと思いました^^

(えくぼママライター あざまる)

 

☆ プロフィル ☆

あざまる

えくぼの企画や取材なども、2歳と4歳の娘と一緒に活動中。

1番幸せな時間は、日曜の朝、布団の中でダラダラと家族でたわむれている時。

夢は子どもを5人産み育ててみること。

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