真っ赤な鼻にカラフルな衣装、大きな靴-。ショーの合間に登場する男女のピエロは、舞台にとどまらず、客席の一番奥にまで足を運ぶ。観客に気さくに声を掛け、ハイタッチを交わす。ピエロにつられて、大人も子どもも自然と笑みがこぼれる。
だぼだぼズボンのアーロン・タッカーさん(49)と、ピンクのワンピースのラレーナ・ローズさん(35)。大がかりな仕掛けが多いサーカスで、次の演目の準備をする間に観客を楽しませる役割も担っている。
素手で板を割ろうと試みたり、テーブルクロス引きに挑戦したり。予想外の結末と、コミカルな動きに、会場は笑いに包まれる。時には観客をステージに上げ、一緒に芸を完成させる。
ともに米国出身で、ピエロの養成学校で学んだ。「見る人に笑顔になってもらい、喜びを与えられる。とてもやりがいがある」と明るく話すローズさん。名コンビが客席とステージとの距離をぐっと縮め、会場の一体感を高める。
木下大サーカス沖縄公演
琉球新報社は、新本社ビル落成記念プレ事業として15日から来年2月26日まで、豊見城市の豊崎タウン特設会場で「木下大サーカス沖縄公演」を開く。夢あふれるステージの見どころを紹介する。
公演情報はこちら → 迫力満点! スーパーミラクルイリュージョン★木下大サーカス沖縄公演
Information
●2017年12月15日(金)~2018年2月26日(月)
豊見城市豊崎タウン特設会場
●休演
毎週木曜日、12月31日、1月10日、2月14日
※ただし1月4日(木)は開演
●当日券
一般自由席
おとな2,900円 こども(3歳以上中学生まで)1,900円
●問い合わせ
琉球新報社 営業局098(865)5200
(平日午前10時~午後5時)
(2017年12月11日 琉球新報掲載)