直径2・4メートルの輪を両端に持つ大車輪が、銀色の輝きを放つ。男性団員がそれぞれの輪の内側に乗り込んで歩き出すと、車輪がゆっくりと回転し始めた。最も高いところでは地上15メートルに達するが、命綱はない。スリルあふれる「決死の空中大車輪」だ。
輪の幅は0・6メートルほど。中にいた1人が、車輪の外側に出た。残る1人の力で車輪は回り続ける。外に出た1人は、不安定な車輪の上で縄跳びを披露する。さらには目隠しをして技を繰り出していく。危険と隣り合わせの演技に、観客から悲鳴のような声が上がる。
息の合った演技を見せるのは、ともにブルガリア出身のポポフ・コスタディンさん(38)と、ソチロフ・バシルさん(30)。幼い頃から器械体操をやっており、同じ体操教室で技を磨いた。
演技中、落ちてしまわないかという恐怖心がつきまとう。コスタディンさんは「とにかく練習あるのみだ」と強調。迫力のショーを2人で作り上げていく。
木下大サーカス沖縄公演
琉球新報社は、新本社ビル落成記念プレ事業として15日から来年2月26日まで、豊見城市の豊崎タウン特設会場で「木下大サーカス沖縄公演」を開く。夢あふれるステージの見どころを紹介する。
公演情報はこちら → 迫力満点! スーパーミラクルイリュージョン★木下大サーカス沖縄公演
Information
●2017年12月15日(金)~2018年2月26日(月)
豊見城市豊崎タウン特設会場
●休演
毎週木曜日、12月31日、1月10日、2月14日
※ただし1月4日(木)は開演
●当日券
一般自由席
おとな2,900円 こども(3歳以上中学生まで)1,900円
●問い合わせ
琉球新報社 営業局098(865)5200
(平日午前10時~午後5時)
(2017年12月14日 琉球新報掲載)