2018年の運勢を占ってもらった。→頑張る人に幸せは訪れる。 「てみた。」24


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2018年の運勢を占ってもらった。→頑張る人に幸せは訪れる。 「てみた。」24
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 2017年の出来事を振り返りつつ、18年はどんな年になるのか、気になっている人も多いはず。

 3人の占い師さんに18年の運勢を占ってもらい、ランキング形式で発表してもらった。

 18年、最も運勢のいい人はどんな人だろう。
 

最強は八白土星・とり年・さそり座

 「2018年は九紫火星の年。変化、変動が大きい年だ」と語るのは、東洋易学学会沖縄本部長の虹水(こうすい)さん。「火の星だから噴火や火災、地震など予期せぬことが起こるかもしれない。経済も安定しないが、将来へ向かう道の基礎を築く、大切な年にもなる」という。17年の沖縄は記録的な暑さとなり、台風もよく接近したが、18年も予期せぬ被害に気を付けた方がよさそうだ。

 副読誌「週刊レキオ」で誕生月占いを連載中の宮里智子さんには、タロットカードで占ってもらった。18年は「太陽の年」だという。「強い光が注ぐと影も強くなる。良いことも悪いことも白日にさらされる。隠し事があるとばれやすく、いいことをやるといい。子どもに関することをやるといい。学術、芸術に関するニュースもありそう」と話した。

 気になる運勢だが、虹水さんの東洋易学では、1位は八白土星(はっぱくどせい)。易学の九星は生まれ年で決まる。八白土星の人は1947年、56年、65年、74年、83年、92年、2001年生まれなどの人だ。「人生の幸運期」が訪れるという。

 宮里さんにはえとで順位をつけてもらった。1位はとり年生まれ。そして「琉球新報Style」で星座占いを連載しているサトリーヌ・FUJIWARAさんは、星座での順位付け。1位はさそり座(10月24日~11月22日生まれ)だった。「頑張ってきた人には仕事などの広がりや幸運が舞い込む」そうだ。

 18年、最も運勢のいい人は「八白土星でとり年生まれ、さそり座の人」(「てみた。」班調べ)という結果になった。

 しかしここで問題が!

 八白土星、とり年をそれぞれさかのぼってみたが、二つが重なる年が少なくとも15世紀(室町時代)まで見当たらない。その頃に生まれてご存命の方はいないはず。仕方がないので「八白土星でさそり座」「とり年生まれでさそり座」の人が最も運勢のいい人、ということで、許してください。

 ちなみに沖縄出身の著名人で、八白土星でさそり座の人にHYの仲宗根泉さんがいる。ほかに八白土星の人は元SPEEDの今井絵理子さん、上原多香子さん、HYの新里英之さんら。とり年生まれの人はプロゴルファーの比嘉真美子さんら。さそり座の人は仲間由紀恵さん、小島よしおさんらだ。それぞれの2018年にも注目しよう。

 今年運が良かった人にも散々だった人にも、18年は幸せが訪れるはず。「頑張っている人、笑顔の人に悪いことはない」。占い師の皆さんの言葉を信じて、新たな年を迎えよう。

八白土星、まれに見る幸運期

ユーモアを交え、たかひろ記者に来年のアドバイスを送る虹水さん(右)

 「人のやってきたことは顔に出る。あははと笑う人に悪い人はいない」と語る虹水さん。東洋易学学会沖縄本部長を務めながら、沖縄市のプラザハウスで自身の店も構える。10代から90代まで、幅広い人の相談を受けてきた。「この道はまだまだ勉強だけど、30年もやっていると顔相でだいたい分かる」という。

 2018年、最も幸運なのは八白土星。この星の人は気性が激しく短気なところもあるが、リーダーになれる資質もある。18年はまれに見る幸運期。「人も仕事も寄ってくる。遠方からの助けも得られる」と心強い。一方で四緑木星、五黄土星などは下位だが「運勢は皆が同じではない。これまでの努力で決まる。頑張ってきた人に悪いことはない」と話した。

 たかひろ記者も占ってもらった。「あなたは口べただけど、頑固なところがあるね。先祖に守られているよ」と虹水さん。二黒土星は6位なので意気消沈していたが「そんなに悪くないよ。金運もある」と励ましてくれた。

虹水(こうすい)

 名護市出身。駒澤大学卒業後、教職から身を転じ、易学の道を進む。「プロジェクト虹水」代表。易学士、中国風水士。

 プラザハウスとイオンタウン南城大里に鑑定「易の館」がある。

 東洋易学学会沖縄本部長。

[電話]098-930-0735

とり年、成就できる明るい年

来年の運勢を占ってもらい表情がこわばるちねん記者

 かわいらしい猫のイラストが描かれたカードをさばきながら、2018年の運勢を占ってくれた宮里智子さん。ね年からひし形に順番に並べられたカードを見ながら、えとごとの実績を占ってもらった。

 1位となったのはとり年。「The World」と書かれたカードが引かれており「一番いいカードですね。今年は成就の年、明るく楽しい年になりそうです」と解説した。正直、うらやましい。

 ワーストとなったのはうま年。リーダーシップが逆に働くことがあり「協力や調和といった他人となじむことがポイント。軌道修正してください」とアドバイスしてくれた。

 調子に乗って、記者の来年も占ってもらった。最初に引かれたのは、複数の剣が大地に刺さったカード。直前まで笑顔だった顔が思わずこわばった。「大きなストレスが掛かる年になりそうです。温泉や旅行などに行ってリラックスすることが大事です」と話してくれた。今以上に負担が掛かるのか、と少し暗い気持ちになったものの「編集職にドンピシャともでています。ずっとこの仕事を続けることが大事です」と助言も頂いた。少し複雑な気分の年の瀬となった。

宮里智子(みやさと・ともこ)

 タロットカードに書かれている絵のストーリーや歴史に引かれ、占いを始める。

 予約制で女性1人1人の気持ちに寄り添った現実に根ざした鑑定を心情とする。出張鑑定も可能。

問い合わせは[電話]070-5403-6474

さそり座、秋まで劇的幸運

 占いコンシェルジュのサトリーヌ・FUJIWARAさんには、タロットによる星座占いをお願いした。

 1位はさそり座。特に秋までは劇的な幸運だ。さらなる開運のためには「他者と自分を比べず、自分を大切にすること」。2位は秋以降が強運だといういて座。3位はおとめ座で「人生観が大きく変わる時。ファッションや美に磨きをかけると、とんでもなくモテ運がアップ」するという。

 最下位はうお座だが「芸術的なことと接点ができ、あなたの考え方にインパクトを与えるかも。感覚を研ぎ澄ますといい」とアドバイスしてくれた。

サトリーヌ・FUJIWARA

 東京都出身。女性起業家であり、占星術研究家。

 メディアやイベントなどに出演する傍ら、日本全国好評占い鑑定中。

 「人生という舞台に立つあなたを可憐に輝く華としてプロデュース。占いというよりはエンターテインメント。ふたつとない尊い人生を究極にサポートします」

今月の占い 幸せメッセージ

(2017年12月31日 琉球新報掲載)