読者の夢、かなえてみた。→笑顔の花が咲いた。 「てみた。」41

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毎月第2~5日曜日(WEB版は火曜日)に楽しい話題を届ける「てみた。」は、2017年6月11日の初回掲載から、1周年を迎えます。

新たなムーブメントや気になる人、うわさの真相を追い求め、これまで記者によるさまざまな「調べてみた」「やってみた」をお届けしてきました。

今回は1周年の特別企画として読者から「やってみたいこと」を募り、選考の結果、3組を選出しました。日頃のご愛読への感謝を込め、読者の夢をかなえてみた―。






新婚気分、再び



「てみた。」の企画を見て、勇気を出して夢を叶えます!

「琉装してみたい」と応募者の中でもひときわ熱量のある長文でアピールしたのは県外出身の藤澤直弘さん(45)、幸さん(45)夫妻。

幸さんは観光地で琉装体験をしている人を見るたび「着てみたい」と思いを募らせていたが、着ているのは若い子ばかり。「恥ずかしさもあり、なかなか踏み切れなかった」。紙面で企画を見つけ、勇気を出して応募した。

ドキドキの当日。琉装スタジオ「ちゅら美人」で所狭しと並ぶ衣装から、夫婦で色を合わせながら選び、ものの20分で憧れの琉装姿に変身した。


慣れない衣装とメークに最初は緊張していた2人。

直弘さんは182センチ、幸さんは168センチと夫婦そろって長身。「背が高いから、モデルさんみたいで、とっても似合っていますよ」という店員さんの言葉に照れながら、「なんか、結婚した時の前撮りを思い出す」と直弘さん。真っ赤な口紅を引き、化粧を終えた幸さんも「私、見た目大丈夫ですかね」と少しはにかみながら、笑みがこぼれる。




識名園での撮影ではモデルのようにきまっていた!


せっかくだからと、世界遺産の識名園へ移動して撮影。園内を散策していると、観光客から「新婚さんですか。お写真いいですか」と声を掛けられた。「小っ恥ずかしいけど、いい経験になったね」。結婚22年目の夫婦は、新婚さんに負けない笑顔で見つめ合った。




沖縄に暮らして約7年、以前の転勤も含めると計13年。今春には子育てが一段落し、夫婦2人の生活が始まりました。

これを機にやりたかった琉装に挑戦。県外出身の私たちにとって着る機会のない琉装は、ちょっとした憧れでした。お互いの琉装姿は普段とかけ離れていて、照れ笑いが止まりませんでした。

識名園では観光客から「お幸せに」と声をかけてもらい、まるで結婚式のようでした。

結婚して22年。この日を区切りに「ちむぐくる」の言葉のように「これからもよろしく」と気持ちを新たにしてまいりたいと思います。

藤澤直弘・幸





家族に会え感激


沖縄市の諸見里剛さん(46)は本やテレビなどで見るヤンバルクイナを自分の目で見たことがなく、「妻も子どもたちも見たことがない。家族全員で見たい」と応募した。妻の愛さん(45)と娘のくるみさん(8)、息子の丞君(5)と一緒に夢をかなえた。


迷彩ネットに隠れながら山城博明さん(左端)の案内でヤンバルクイナを探す諸見里さん一家。

2日、夜が明けきる前に集合。午前5時半ごろ、写真家の山城博明さん(69)の案内で国頭村内の林道に到着すると、5分もしないうちにヤンバルクイナの親子が現れた。諸見里さん家族は警戒されないように小声で「いたいた」「あそこ」と言い合って大興奮。約1時間で、2羽の成鳥と2羽の幼いヤンバルクイナが森林から現れては消えた。4羽は家族とみられ、山城さんは「ヤンバルクイナの家族を見られるのは珍しい」と誇らしげだ。


ヤンバルクイナの親子に会えた♪

ノグチゲラを観察

オキナワキノボリトカゲも観察した

場所を比地大滝キャンプ場へ移すと、木に止まって餌を探すノグチゲラを発見。やんばるの生物に詳しい村山望さん(57)と一緒に、リュウキュウハグロトンボやオキナワヘリグロツユムシなど珍しい生き物も観察した。

愛さんは「希少生物を実際に見て、やんばるの自然の豊かさを体感した」と感動した様子。くるみさんと丞君は「ヤンバルクイナの走る姿がかわいかった」とにっこり。剛さんは「夢がかなってうれしい。この貴重な自然を未来に残さないといけない」とうなずいた。



早起きしてねむたかったけど、やんばるのいろんな生き物に出会えて楽しい一日でした。

ヤンバルクイナに会えた時、手のひらにのせたいぐらいかわいかったです。

本当に見られるか、心ぱいでしたが、山城さんが「雨がふった後でヤンバルクイナの大好物のミミズが出てくるから今日はラッキーだよ」と言ったので、しんじてまっていたら、つぎつぎと出てきました。

ノグチゲラのすあなから、ひなの声が聞こえてかわいかったです。

比地大滝では、少し歩いただけでめずらしい生き物がたくさん見られて、びっくりしました。やんばるの生き物たちを大切に守っていきたいなーと思いました。

諸見里くるみ
 





至福の時 満喫。


名護市のクラフト作家、Yumyさん(ペンネーム)は、憧れの漫画家・ももココロさんと対面し、コラボ作品も完成させた。


東京出身のYumyさん。幼い頃から漫画家の夢を抱き、学生時代には出版社に持ち込みもしたというが、現実は厳しく夢はかなわなかった。

月日は流れ、2002年に沖縄へ移住。琉球新報に連載中のももココロさんの4こま漫画「がじゅまるファミリー」と出合い、そのハートフルな作風のファンになった。3年前にブログで漫画を描き始めてからはお手本に。

「先生の4こまはオチがきまっていて『これが起承転結か』と勉強になった。面白いだけじゃなく沖縄の文化も学べる」。憧れの人を前に緊張と興奮で早口になるYumyさん。ももさんは「先生はやめてください」と照れつつもうれしそうだ。


コラボ作品を前にハイ、チーズ。

Yumyさんは大浦湾に暮らすジュゴンをモチーフにした「なごんちゃん」を主人公に、ブログで200回超も漫画を配信している。閲覧数が伸び悩み「3年で結果が出なかったらやめようと思っていた。そこへこの企画。神様からのプレゼントだと思った」と言う。

ももさんは「Yumyさんの漫画はキャラが楽しくおしゃべりしているようで、作者の思いが伝わってくる。描きたいものを楽しく描き続けるのが一番」と背中を押した。



Yumyさんから掲載5千回を祝うサプライズケーキをもらい喜ぶももココロさん

これからも描き続けます!


このたびは「てみた。」の企画に選んでいただき本当にありがとうございました。憧れの漫画家ももココロ先生にお会いできて大感激です。

ももココロ先生のようなハートフルな漫画が描きたくて独学で漫画ブログを始めましたが、自信が持てませんでした。

今回、ももココロ先生から直接アドバイスをいただき、続けることの大切さを学びました。

いつか、自分の漫画を出版することができたらと夢を見つつ、諦めないで描き続けようと思います。たくさんの勇気と感動をいただきました。ありがとうございました。

Yumy



(2018年6月11日 琉球新報掲載)



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