親子で楽しめる沖縄のプラネタリウム2館【海洋博公園内の海洋文化館&那覇のほしぞら公民館】


この記事を書いた人 仲程 路恵

1億4千万の輝き満天に 海洋文化館

ゆったりしたリクライニング席で楽しめる
大型カヌーなどが展示される海洋文化館

国営沖縄記念公園海洋博公園内にある海洋文化館。ここは沖縄を含む太平洋地域のカヌーや民具、貴重な映像資料を展示している全国的にも珍しい海洋文化に特化した資料館だ。

施設の一角にプラネタリウムが設置され、夏季は1日13回数種類のプログラムを上映している。1億4千万個もの星が映せるプラネタリウムは県内でもここだけ。

上映プログラムは季節ごとの星空と沖縄の民話を紹介する「沖縄ぬちゅら星」シリーズや、ミクロネシアの少年が星を見ながら伝統航海に挑戦する「ロイと仲間の大航海」など海洋文化館の展示とリンクしたプログラムも。どれも小さな子どもからお年寄りまで楽しめる内容になっている。

プラネタリウムは座席数189席で車いすスペースも完備。団体での観覧は事前予約がおすすめ。

海洋文化館の解説員・椎葉裕子さんは「時間、季節によってプラネタリウムの上映プログラムが変わるので、何度も楽しめる。ぜひ足を運んでほしい」と話した。

 

国営沖縄記念公園(海洋博公園)海洋文化館

入場料:大人190円、小中学生以下無料
(電話)0980(48)2741
本部町字石川424

※プラネタリウムは途中入退場不可。
※プログラム詳細はhttp://oki-park.jp/kaiyohaku/inst/35/61

屋外観察会も人気 牧志駅前 ほしぞら公民館

鮮やかな光が暗闇を彩る
久茂地公民館にあったプラネタリウム

モノレール牧志駅に直結した「那覇市牧志駅前ほしぞら公民館」にあるプラネタリウムは、全天周デジタル映像システムなどが完備され、緻密で美しい星空が再現されている。

投影する番組は、沖縄の自然や民話を取り入れたオリジナル番組。

年齢に応じた内容を時間別に投影するので、親子はもちろん会社帰りに立ち寄ってみるのも楽しそう。

番組投影の前には、季節の星空解説もあるので夏の夜空を満喫できる。

夏休み期間中は、公民館のベランダで、観望会や新都心公園で火星観望会が計画されている。

ベランダ観望会7月27日、8月3日、10日、17日19時半~20時半、同公民館。火星観望会7月31日20時~21時、那覇市おもろまち新都心公園。駐車場が満車が予想されるので、公共交通機関利用がおすすめ。

那覇市牧志駅前ほしぞら公民館

那覇市安里2-1-1さいおんスクエア3階
(電話)098(917)3443
(プラネタリウム一般投影予約不可)

【プラネタリウム】
観覧料大人200円(那覇市内65歳以上100円)高校生150円、小中学生100円(同市内小中学生無料)、小学生未満は無料(保護者同伴に限る)

【開演時間】
7月25日~8月26日まで繁忙期スケジュールになる。

詳しくはホームページから http://www.city.naha.okinawa.jp/kakuka/kouminkan/hosizora/

(2018年7月 琉球新報夏ナビ掲載)