夏にこそ読みたい! 沖縄県産本☆ バックヤード便り[52]

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第52回 夏にこそ読みたい!

 

全国的な猛暑が続く8月、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
せっかくの夏休みも、こんな暑さじゃ外出だって一大事。そう、こんな時ほど涼しい場所で読書するのがいいかもしれませんね。

そこで今回は、「くじらブックス」おすすめ「テーマ別・夏に読みたい本」をご紹介。本選びのちょっとした参考にご一読ください。
 

<スケールがでかい!絵本2冊>


①野坂勇作・作 根本順吉・監修「にゅうどうぐも」(福音館書店)
ある兄弟が過ごす何気ない夏の一日。同時に空では入道雲がもくもく発達、大雨が降り、雷が落ち、最後はきれいな虹までかかる。どんどん変化していく空模様をダイナミックに丁寧に描きます。縦長に開く画面が大迫力、巻末の気象解説も分かりやすい、子ども大人みんなが楽しめる傑作科学絵本です。

②ポール・フライシュマン・作 ケビン・ホークス・絵 千葉茂樹・訳「ウエズレーの国」(あすなろ書房)
他の子どもと違ってる、変わった男の子ウエズレー。友達はいないし、両親にも「ういてる」と思われている。でも、夏休みの自由研究に壮大な計画を思いつく。お家の庭に、自分だけの文明を作るんだ! 誰も知らない作物を育て、服を作り、オリジナルの日時計や、自分で作ったゲーム、自分で作ったことばで遊ぶ。そのうちみんなが集まって「ウエズレー国」の完成!人と違うこと、独創的であることの楽しさを鮮やかに描いた、夏休みにぴったり爽快な絵本です。



<旅に出たくなる!エッセイ・写真集2冊>


①山田英春・編「奇岩の世界」(創元社)
長い年月、自然環境や人の手によって変化・形成された、変わった形の石「奇岩」。世界各地あらゆるところに存在する「奇岩」180カ所を収めた写真集。見渡す限りにそびえ立つ岩柱の谷、絶妙なバランスで山頂に止まる巨石など、違う惑星に迷い込んだような不思議な気分になること間違いなし。自然の壮大さに感嘆する、目からうろこの一冊です。

②星野道夫・著「旅をする木」(文春文庫)
アラスカの自然に身を置き、動物たちと近い目線で撮影し続けた写真家・星野道夫のエッセイ集。彼の言葉や写真は、クジラやクマやエスキモーが暮らす「もう一つの時間」を読者の中に誕生させます。知らない世界について考えること。忙しい毎日で忘れがちな想像力を与えてくれる、自分も旅に出たくなる清々しい一冊です。



いかがでしたか? 気になるタイトルがあれば、ぜひお近くの本屋・図書館等でチェックしてみてください。本が楽しい夏のお供になりますように。



渡慶次 美帆(とけし みほ) 1984年(昭和59年)生まれ。豊見城市出身。大学卒業後、株式会社ジュンク堂書店入社。池袋本店・那覇店勤務を経て、2015年小さな本屋「くじらブックス」として独立。那覇市・松川で店舗営業の後、2018年2月八重瀬町屋宜原にて「くじらブックス&Zou Cafe」オープン。子どもの頃、学生の頃。夏をどんな風に過ごしていたか思い出そうとしましたが、昔からインドア派だったので、屋内で本や映画を見て過ごしていた気がします。結局、春夏秋冬、昔も今も、生活にあまり変化はないようです。絶句。


 


くじらブックス&Zou Cafe  
http://kujirabooks.blogspot.jp/




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