4トンのいかりが庭に! 沖縄の“海好き男”の生きざまがカッコイイ【島ネタCHOSA班】

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宜野湾市内の住宅街を通りかかったときに、ある家の入り口に大きないかりが建っていました。あれって本物なんでしょうか? 海が好きなので気になります。

(宜野湾市 若大将さん)



大きないかりって、船のいかりのことですか? それが家の入り口に? あまり想像がつかないのですが…。情報によると宜野湾市真栄原のサンエー近くにあるそうです。では早速、調査に行ってきます!



海好きが高じて



重さ4㌧のいかり。左側には灯台のライトと船のスクリューも

やって来ました宜野湾市真栄原の住宅街。すぐにその家を見つけた調査員はびっくり! いかりだけでなく、そばには大きな石もあって綱で結ばれています。よく見ると船のスクリューや灯台のライトもあるじゃないですか! いったいどんな人が住んでいるのでしょうか? 

恐る恐るチャイムを押すと、出てきたのは優しそうな奥さま。用件を話すと、いかりを設置したご主人を呼んできてくれました。

こころよく調査に応じてくれたご主人は玉城安明さん(68)。いかりを設置した理由を聞くと「海が好きだから」とのこと。海にはよく出掛けるらしく、趣味は釣りと庭いじりだそうです。

「小学校3年のときから釣りが好きでした。そのころは琉球石灰岩に穴を開け、小さなガジュマルの木を植え付けることも趣味でしたね。とにかく子どものころから海と木が好きなんですよ」と玉城さん。現在の家を新築するときには木を植えるのはもちろん、いかりも置こうと構想を練っていたそうです。



家の前に扇風機?


玉城安明さんとお孫さん。玉城さんが剪定(せんてい)した木や石が並ぶ庭で

「初めは軍払い下げのいかりを探していたんですが、なかったので業者に注文して取り寄せてもらいました。もちろん本物ですよ」とのこと。重さは4㌧。九州から取り寄せてもらったそうで、いかりの値段より家までの運搬料の方が高かったとか。

また、家より先にいかりが建ったといい、通りすがりの人から「海産物屋をするの?」と聞かれたそうです。家が建つと今度は「これ本物かな?」といかりを触る人も。


いかりを利用して釣ったカジキの重さを量る玉城さん(1999年4月)

ところで灯台のライトやスクリューも本物なのでしょうか?

「本物です。ライトは知り合いから、スクリューは釣り仲間からもらいました」

ライトは防犯用に役立っているようです。スクリューについては、妻の小夜子さんが「なんで家の前に扇風機置くの?」と言ったそう。確かに! 扇風機みたいです(笑)。

いかりとつながっている大きな石は、与那国島の立神岩を意識したといいます。知り合いに似たような石がないか情報を求めるなどしてあちこち奔走し、ようやく手に入れたものだそうです。

「庭に置いてある石も含めて全部で10年以上かけて集めました」と話します。

家にいかりがあることについて小夜子さんは「今は慣れましたけど、初めは目立つから恥ずかしかったです」と笑います。ちなみに玉城さんの母のお墓は海が見える糸満の高台にあり、こちらにもいかりを建てているそうですよ。  

海や庭に関することになると話が止まらなくなるという玉城さん。釣りの話なども熱く語ってくれたその瞳は、少年のようにキラキラ輝いていました!



(2018年9月6日 週刊レキオ掲載)






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