平成は来年4月まで 気になる来年の手帳 沖縄県産本☆ バックヤード便り[58]


社会
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第58回 平成は来年4月まで 気になる来年の手帳

あっという間に夏休みも終わり、当店のフェアコーナーも、夏の文庫や課題図書などから、来年の手帳やカレンダーに替わりつつあります。高橋書店や日本能率協会、博文館などおなじみのものや、ディズニーなどキャラクターのデザインされたものなど、ずらりと並んだなかからあれこれと実際に手に取って見比べてみるのは楽しいものです。

高橋書店や日本能率協会は60年以上、博文館は120年も日記手帳をつくり続けているとのこと。長年にわたり細やかに品質の向上を重ねながら、時代に合わせ商品を進化させ続けているのは大変なことと思います。長く多くの方に信頼され、選ばれ続けているゆえんなのでしょう。

長く多くの方に信頼され、選ばれ続けている手帳

また、沖縄には、地元で発行されている独自の手帳がたくさんあります。例年でいえば、沖縄手帳、沖縄県民手帳、うりずん手帳、かりゆし手帳、八重山手帳、Okinawa Daiary、ナチュラ、プラン、などなど。同じシリーズでも、表紙の柄違い、色違い、サイズ違いなど、さまざまなバージョンがあるものもあります。書店店頭にこれだけ多くの種類の地元手帳が並ぶのは、沖縄独特の光景だと思います。私も初めて目にしたときは衝撃を受けました。旧暦の表記や季節ごとのイベントの情報など、暮らしに密着したつくりは地元の出版社ならではです。

いずれも沖縄で暮らすための便利な情報が満載で、毎年たくさんの方が愛用されていることと思います。こちらは10月頃から順次入荷していく見込みです。

上記にあげたほかにも、店頭にはたくさんの種類の手帳が並んでいます。ぜひ早めにチェックし、自分に合った1冊を見つけて頂きたいと思います。皆さまのご来店を心よりお待ちしております。

田中寛行(たなかひろゆき) 1981年生まれ。福井県出身。2015年3月より戸田書店豊見城店店長。大城立裕作品を少しずつ読み始めました。今は「まぼろしの祖国」を読んでいます。

戸田書店  
http://todabooks.co.jp/sp/ibent/far.php?s=56