沖縄舞台のラブストーリー 映画「ジーマーミ豆腐」 津嘉山正種、仲宗根梨乃インタビュー

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映画「ジーマーミ豆腐」や沖縄の自然について語った津嘉山正種(左)と仲宗根梨乃=那覇市壺屋の琉球料理「ぬちがふぅ(命果報)」

シンガポール人のジェイソン・チャン、クリスチャン・リー両監督が琉球料理をテーマに製作した「Jimami Tofu(ジーマーミ豆腐)」が15日から那覇市の桜坂劇場で公開されている。沖縄料理屋の店主佐久本(津嘉山正種)に弟子入りしたシンガポール人シェフ、ライアン(チャン)と、佐久本の娘で料理批評家のユキ(山本真理)、沖縄在住のナミ(仲宗根梨乃)の3人のラブストーリーを軸に、沖縄の伝統的な食文化や沖縄の心を海外からの視点で描いている。昨年ハワイ国際映画祭で観客賞を受賞した。作品について津嘉山と仲宗根に聞いた。 (金城実倫)



―作品の印象は。

津嘉山 恋愛を絡めながら琉球料理の歴史や技などを伝えた素晴らしい映画だ。沖縄というと三線や琉球舞踊、エイサー、沖縄戦などが思い浮かぶが、料理という視点から沖縄を伝えている。

―「ジーマーミ豆腐」という映画のタイトルについてどう思うか。

仲宗根 監督はそこに目を付けたんだと思った。私たちにとって沖縄の料理の定番はゴーヤーチャンプルーやクーブイリチーだけど、外国のピュアな視線で見ると「ジーマーミ豆腐」がとても新鮮なんだなと思った。

津嘉山 私も不思議だった。

―作品では沖縄の歴史にも触れる場面もある。

津嘉山 琉球の歴史や沖縄戦などを世界に伝えることは重要だ。監督も戦いを望まない沖縄の歴史の素晴らしさに共感してくれた。

―沖縄の海など、自然や名所もスクリーンに映る。

津嘉山 30年前の沖縄はどこの海も天然の白い砂浜で素晴らしかった。今は辺野古の問題や海岸の埋め立てなど、昔からあった白い砂浜が失われている。その砂浜を人間の手で簡単に壊していいのか、これからの沖縄観光においても考えてほしいと思う。

仲宗根 宮古島の透き通った美しい海に潜った時、初めて「おじゃましている」と感じた。海を汚染するプラスチックのストローを廃止する国もある。当たり前だと思わず、宝物のように地球を大事にしてほしい。

―仲宗根さんは映画初出演だった。気を付けたところはあるか。

仲宗根 映画は初めてだけど、うちなーなまりと英語を使う作品なので、私にとって緊張感なく素で演じることができた。楽しかった。

―沖縄公開についての感想を。

仲宗根 普段沖縄にいて気付かない部分がこの作品には出てくる。外国の人が描く沖縄はこういう感じなのかって部分を見て共感できたらと感じる。

津嘉山 うちなーにはこんなに美しい自然と文化があふれていることを、ウチナーンチュにもっと知ってほしい。




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