近大マグロも大打撃…台風21号被災地を取り寄せグルメで支援


社会
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「まだまだ復興の途上です。生産や発送は以前のようにできませんが、少しでも多くの人に私たちの商品を届けたいと思っています」

被災地の生産者たちや、自治体の担当者は、本誌の問い合わせに対して、そう口をそろえた。

大豪雨に、酷暑、台風に、大地震……。7月から9月にかけて、さまざまな災害が日本を襲った。現在でも被災地では、たくさんの人が避難所生活を余儀なくされていたり、ライフラインが止まったままの地域がある。

そんななか、多くの生産者や自治体の職員たちが、以前の生活を取り戻すため、日夜努力を続けている。そこで「いまできる支援」として、現地から“お取り寄せ”をしてみてはどうだろうか?

9月の災害で忘れてはならないのが、4日に上陸した台風21号だ。全国の死者は13人で、その内8人が大阪で亡くなった。農作物に深刻な被害が発生しているという。

「北野農園では、水なすのハウスが壊滅状態。お漬け物の販売を停止せざるをえなくなりました」(大阪府流通対策室担当者)というが、大阪お吸物もなかはまだ在庫があるので、泉州水なすを味わうことができる。

和歌山県串本町は隣接する古座川町と合わせて約7,000戸が停電。串本町沖の近畿大学のクロマグロ養殖施設は600匹以上に被害。だが、近大マグロが原料の「近大マグロせんべい」は取り寄せられるので、ぜひ。

重要文化財を含む、多くの建物が強風の被害を受けた京都市。北区の「葵家やきもち総本舗」本店も瓦が飛ばされてしまった。

「いまは修復も終わり、通常どおり営業しています。商品の発送も、問題なく行えます」(広報担当者)

そんな、25年ぶりの超巨大台風21号の被災地のお取り寄せ特産品を紹介。

【大阪府貝塚市】「大阪お吸物もなか」8個入り・3,200円/北野農園(電話:072-431-6747)

泉州地域の特産品で、主に岸和田市、貝塚市、泉佐野市、泉南市が産地の泉州水なすなど4種の大阪野菜を使ったもなかのお吸い物。お湯を注ぐだけでおいしく食べられる。

【大阪府柏原市】「たこシャン」750ml・2,376円/カタシモワインフード(電話:072-972-0208)

大正3年創業の老舗ワイナリーが手がけた“たこ焼き”に合うスパークリングワイン。地元のデラウェアを使い、1本ずつ手造りで生産。白い花を連想させる爽やかな香り。

【和歌山県串本町】「近大マグロせんべい」18袋入り・972円/アーマリン近大(電話:0739-42-4116)

近畿大学が世界で初めて完全養殖に成功した「近大マグロ」が原料のせんべい。近大マグロのうま味に加えて、醤油発祥の地である和歌山県の「湯浅醤油」を使用。

【京都府北区】「やきもち」10個包み・1,250円/葵家やきもち総本舗(電話:075-781-1594)

滋賀県江州産羽二重糯米で作るお餅で、北海道十勝産あずきを使った自家製の粒あんを包んで焼き上げた上賀茂名物。トースターなどで90秒ほど焼くと香りが立ち美味。

直接、被災地でボランティアをすることはできないが、「何か応援したい」と思っている人は多いはず。ぜひ、無理なくできる支援として、特産品の取り寄せを検討してほしい。何より、とってもおいしいから。

※別途送料がかかります。値段はすべて税込み。

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