ハロウィーンにエイサー!? [まーちゃんのお笑いニュース道場]

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はいさい! 連日遅くまでの舞台稽古で疲れ果て、げっそりと青白い顔をしながらヨレヨレのTシャツを着て稽古場に座っていると「まーちゃんさん、ゾンビのコスプレですか?」と後輩に言われた44歳の初老芸人です。地味なハロウィーンだなっ!~。

ハロウィーンといえば、今年のハロウィーンは東京の渋谷では大変なことになったそうで。大勢の人が集まり、停めてあった軽トラックをひっくり返すわ、どさくさに紛れて痴漢はするわ。迷惑を被った渋谷区の区長さんは「こんなものはハロウィーンじゃなくてただの変態仮装行列だ!」なんて怒ったらしいけどさ。でも大人が怒れば怒るほど、若者たちは反発して騒ぎ出すかもね。

もし僕が区長なら、網タイツにスケスケのブラジャー、そして股間に白鳥の首が付いたバレリーナのコスプレをしながら「こんなものは変態仮装だっ、けしからん!」って若者に注意するけどや。そうすりゃ「お前が一番変態だよ!」ってツッコまれ、その場が和み少しは話を聞いてくれるんじゃないかやぁ。もしくは軽トラックをひっくり返す若者の所へ行き、“寝たきり老人のコスプレ”をして寝そべるわけさ。そして「私もひっくり返して下さい」と弱々しい声で寝返りを要求。寝たきりの老人をひっくり返せば、若者も少しは良いことをしているように見えるんじゃないかなぁ。ダメ?


イラスト:なめたけ子

なんにしても若い子たちはパワーが有り余ってるから、とにかく騒ぎたいんだろうね。それなら来年のハロウィーンからは、渋谷に集まる若者たちに太鼓とバチを持たせてさ。エイサーを踊らせればいいんじゃないの? ゾンビのメイクもチョンダラーの白塗りも、大して変わらないしや。

渋谷のハロウィーンなんて、ただ道をフラついているだけなんだから。太鼓を持たせてエイサーを踊れば、立派な道ジュネーになるよ。車をひっくり返すよりもパーランクーを返しながらエイサーを踊ったほうが絶対に楽しいしや。

ハロウィーンなんて元々、西洋の“お盆”みたいなものなんだから。来年から『渋谷区ハロウィーン青年会』として皆でエイサーを踊ろうぜぇ!

(小波津正光、お笑い芸人)

 



群衆、軽トラ倒す/渋谷 ハロウィーン、痴漢も(10月29日付、22面)

金口木舌(11月3日付、1面)

 



(2018年11月9日 琉球新報掲載)



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