火の玉ホールの喜一さんが回すよ! 那覇で「ヒルディスコ」 大人も子どももC`MON♪

  • 南部
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2014年に惜しまれながら閉店した沖縄クラブの草分け「火の玉ホール」の店主、DJ 喜一さんが、那覇市安里の「MAFALi cafe」(マファリカフェ)とコラボして23日(日)、「Day Party ヒルディスコ」を開く。

午後4時スタートで10時までは禁煙。子ども連れ歓迎。キッズプレートあり。先着100人にはリンゴ、またはオレンジ100%ジュースをプレゼントするという子育て世代にありがたいイベントだ。


「壁」を壊す


今年夏からマファリカフェのオーナー、真治さんと企画してきた。喜一さんは「会いたい人に会うためにはどうしたらいいか?と考えたらこの形だった」と話す。「火の玉ホール」は1989年に那覇市久茂地にオープン。開南、新都心と場所を変えながら25年間、若者たちを熱狂させてきた老舗クラブだ。かつて火の玉で夜な夜な遊んでいた人たちも今は30~50代で、ほとんどが子育て中。「イベントがあるから遊びに来て」と誘っても夜出られない人が多くなった。


喜一さん(左)とマファリカフェのオーナー、真治さん。「音楽の間口を広げたい」と話す。

火の玉時代から「音楽をもっと身近なものに」と考えていた。ソウル、ファンクなど音楽の王道を追いかけていたつもりだったが、いつの間にか火の玉は「音楽好きじゃないと行けない場所」と見られていた。「本来音楽はどんな人にも開かれたものなのに…」と複雑な思いを抱えていた頃、世界屈指のDJ、ノーマン・ジェイがロンドンの遊園地で昼間、プレーをしている映像を見た。「これだ!誰でも来られるイベントをいつかやりたい」。温め続けてきた。



喜一さんが「これだ!」と衝撃を受けた動画



沖縄を音楽の島に


「ヒルディスコ」にはもう一つ大きな野望がある。

「ニューヨークのクラブシーンは成熟しているけど、沖縄もそうなれる。ニューヨークをうらやむのではなく、どこに出ても臆することなく堂々と振る舞える人材を育てたい。そのためには小学生くらいからいろんな音楽に触れてほしい」。ヒルディスコを訪れる子どもたちに期待する。

スマホ一つあれば、どこでも好きな音楽を聴けるようになり、以前よりも音楽は身近なものになったのではないか。その時代になぜ大人数で同じ曲を聴くクラブイベントなのか―。

「同じ曲でも人によってリアクションは違う。歌に反応する人もいれば、パーカッションに反応する人もいる。それこそ十人十色。それが分かるのが醍醐味だよね。そこから『俺の価値観って絶対じゃない』と気付く。これが分かるようになるとおもしろいって次々に音楽を掘り下げるようになり、だんだん感覚が養われていく」


音楽について語る喜一さん

大人よ、もっと自由に!


リアルな人の反応、ふれあいから得られるものは、そのほかのことにも通じるという。「人間力って現場で人と接することで磨かれる。失敗してもいい。頭でっかちにならずに追いかけてみればいい。そこから自分に本当に必要なものが分かってくる」と若い人たちにエールを送る。

そして大人たちにも「好きなことをやった方がいい。こけるかもしれない。失敗するかもしれない。でもそこから学ぶ。手堅く生きる人も必要だけど、かっこいい大人、夢を見ている大人も必要」と熱く語った。



MAFALi cafe presents Day Party ヒルディスコ

2018年12月23日(日)16:00~24:00(22時まで禁煙)

入場料 1500円(1ドリンク)

DJ KICHI a.k.a Andy(no)Wall、GOO、Austin Morello

MAFALi cafe 沖縄県那覇市安里1-1-3 2F




~ この記事を書いた人 ~


 玉城江梨子(たまき・えりこ) 琉球新報編集局デジタル編集担当。新聞記者として約15年沖縄各地を取材。沖縄の本当の良さを全国の人に届けたいと思っています。




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