渡る世間は鬼ばかり!? [まーちゃんのお笑いニュース道場]

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はいさい! 節分の日、年齢の数だけ豆を食べようとしたら途中でおなかいっぱいになった今年で45歳の初老芸人です。食、細っ!

大量の売れ残りが問題になっている恵方巻きなんて、元々あんなに食えないしやぁ。「大量廃棄するなら、一口サイズの恵方巻きを作れよっ」なんて事務所でニュースを見ながらツッコんでいたら、「一口サイズの恵方巻きは、もはや恵方巻きじゃないでしょ!」って逆にマネジャーにツッコまれたけどや。
 


イラスト:なめたけ子

今年の節分も近所の保育園では豆まきが行われてね。鬼が登場すると子供たちが豆を投げたり泣いて逃げ回ったりして盛り上がっていたけどさ。中には園児たちよりも激しく鬼に豆をぶつける若い保育士さんがいてさ。思わず笑ってしまったけどや。ストレスがたまっていたのか? それとも、その鬼にふんした同僚の保育士さんに何か恨みでもあるのか? 鬼の形相で豆を投げつけるこの保育士さんを見て「なるほど。鬼というものは人間の中に宿るものなんだな」って学んだけどや。

豆まきといえば保育園や神社でよく行われるけどさ。会社や仕事場でもやれば、もっと盛り上がるのにね。いつもパワハラをしてくる上司を鬼役にしてさ。部下たちが、そのパワハラ鬼に向かって思いっきり豆をぶつけるわけさ。「鬼は外~!“不服”は・・・」と普段言えない愚痴を叫びながらね。部下たちが思いっきり豆をぶつければ、その痛さで上司も少しは反省して優しくなるでしょ。

部下へ「燃やしてしまえ」などの暴言を吐いて市長が謝罪会見をした兵庫県明石市役所でも豆まきをやれば良かったのにね。謝罪会見もいいけど、市長が鬼のお面を被って「悪かった。俺に思いっきり豆をぶつけてくれ!」って部下の職員たちに豆をぶつけさせるほうが、なんだか爽やかだしね。

あと今何かと話題の厚生労働省の統計不正問題でも、政府の人間や役人が鬼のお面を被ってさ。「数をテキトーに誤魔化してすみません!我々に思いっきり豆をぶつけて下さいっ」なんてやれば、少しは国民の怒りも収まるのにや。

(小波津正光、お笑い芸人)

 



勤労統計 ずさんな調査/厚労省 対象の一部のみ抽出(2018年12月29日付、3面)

恵方巻き、売れ残りやめて(1月12日付、4面)

明石市長「燃やせ」/立ち退き交渉進まず暴言(1月30日付、3面)

豆まきで鬼追い払う/あす節分、園児ら「福は~内」(2月2日付、26面)



(2019年2月8日 琉球新報掲載)



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