【幸せになるために生きる】DJリーマン・伊禮真のビジネスコラム⑧


この記事を書いた人 仲程 路恵

琉球銀行メディア戦略室
室長 伊禮真
(コンテンツマーケター)

2月、世界時価総額トップ5に入る会社でプレゼンし、自分史上最高の拍手をいただきました。〝人生を楽しむ〟ということはグローバルな考え方なんだなと再認識した体験です(写真はイメージですが(笑)

はじめまして&お久しぶりです。伊禮真(いれいまこと)と申します。DJもするサラリーマン、「DJリーマン」としてコラムを書いています。
普段は、琉球銀行に勤務しているサラリーマンです。昨年4月にできた琉球銀行メディア戦略室の初代室長として、広告やマーケティングを通してお客さまとの良いコミュニケーションづくりを目指して日々楽しく仕事をしています。
最終回の今回は、ちょっと大げさですが「生きる」ことについてワタクシの考えていることを書きます。皆さんの気持ちが少しでもHappyになれば幸いです。

幼少期の記憶

皆さんは、「生きる」ということについて考えたことはありますか?

忙しい毎日でふと立ち止まって「なんのために生きているのだろう」なんて中二病じゃあるまいしと。そんな言葉が心に過ぎりませんでした?無理もないですよね。日々忙しい。みんなそうです。油断したら仕事し過ぎちゃっていますもんね。

では、逆に「死」についてはいかがですか?

「死」については、身近な人との別れや有名人の死去のニュース等を耳にした時に、ふと「あ、そういえば自分もいつか死ぬんだなぁ」と思う瞬間があるはずです。そうです。だいたいみんなそんなタイミングでしか「死」については考えないように思います。

 

実はワタクシ、白状すると、幼少期から「死」について考えてきました。まず、自我に目覚め始めた小学校4年生のころ(自我の目覚めが早いのか遅いのかは知りません)に“あ、自分より両親が年上なので、計算上、親は自分より早く死ぬはずだ。ということは、自分は確実にひとりぼっちになる。悲しすぎる”と毎日それを考えてはベッドで泣いていた時期がありました(単純・・・)。数年後、大好きな祖父の死を目の当たりにした瞬間から、なぜか「死」に対しては、対象が他人ではなく自分のことに比重が傾いてきたのです。

好きなことだけするには

自分の「死」を考えるということは、逆に「生」を考えることにつながります。すこし成長した自分は、まず、「人生を振り返った時、笑っている時間をそうでない時間よりも多かったなと思える人生にしよう」と考えました。だから、まずやったのは、自分の好きなことのリストアップ。そして、やりたいことリスト。それをひとつずつ実現しながら、自分の好きなことをするにはどうしたらいいのかずっと考えてきました。

そうして出した結論が、人生を徹底的に楽しむ。つまり、「好きなことしかしない」と決めたのです。「好きなことだけをする」ということは「嫌いなこと、嫌なことはしない」ということ。人生の選択をしたのです。思えば、仕事も人生の一番大切な「時間(人生)」を会社に売っていることになりますよね。つまり、人生を一部会社に売ってパフォーマンスを上げて給料という形で報酬をもらっています。もちろん、ビジネスパーソンとして仕事をする上では命令や指示されることもあります。でも、考え方次第では会社に勤めていても自分の意志でやらないと判断できることは、以外に多いことは別のコラムでも書きました。

例えば、この広告は経験値や自分の持っている知識(データ)では当たらない(ヒットしない)と思う場合は正直に「こういう広告は消費者には当たらないし響きません」と主張したりします。社長がクリエイティブに関して感覚だけで「こういう風に直して欲しい」とか「こっちのデザインがいい」と修正を求める場合がありますが、その際はきっぱり「私のこれまでの経験上、担当者が一生懸命に考えて努力して出したクリエイティブに対してトップの指示で修正したもので、良いものができた例を見たことがありません」と伝えます。

理解のあるトップや上司は、そういう本気の主張を聞いてくれますし、担当者としてもそう思うのであれば主張しないと自分の仕事を否定していることになります。

そう、案外ビジネスパーソンは自由なのですよ、皆さん。人生の比重をどこに置くかというマインドセットでどうにでもなります。

他人の人生、生きてない?

一瞬一瞬の積み重ねが人生ならば、思っているより人生は短いのではないか?と今現在ワタクシは思っています。なので、ワタクシの人生には嫌なことをやるという無駄な時間は一切ありません。そして、人がワタクシのことをどうみているのかという評価も気になりません。というか気にする時間もないのです。

人からの評価を気にして悩んだり、自分がやりたいこと、大好きなことを我慢するという他人の人生を生きることこそ無駄な時間だと断言します。好きなことして生きていける。ひとつのことにのめり込んでスペシャリストになるも良し、たくさんの好きなことを掛け合わせて仕事をしてもいい。多様性が求められる時代はもうすぐそこにきているのです。

だから、最後にワタクシが一番言いたかったこと、そして、本気で信じていることを偉そうに言っちゃいます。

「人は幸せになるために生きるのだ」

あたりまえに聞こえますが、ワタクシの出会った若いビジネスパーソンはまだまだ他人の人生を生きている人が多い。自分の心に忠実に生きて欲しいという願いも込めました。くどいようですが、それは会社にいながらも可能です。私ができているので皆さんにも可能に違いないです。保証します!

おっと、文字数制限が来てしまいました。このコラムも早いもので最終回。さみしい気持ちもありますが、読者(東京在住の方からも!)の感想なども聞けてとても良い体験になりました。今回も読んでくれてありがとうございます。では、またいつかどこかでお会いしましょう。バーチャルでもリアルどちらの世界での出会いでもかまいません。会ったら必ずお声かけくださいませ。Facebookの申請もお待ちしています。とても楽しかった!ありがとうございました。

【プロフィル】

伊禮 真(いれい まこと) 琉球銀行 営業統括部 メディア戦略室 室長(コンテンツマーケター)

2002年県内銀行初のTVCM制作、キャラクターのロボットが大きな話題になり海外のメディアにも紹介される。県内外の広告賞を多数受賞。県内外や国内外企業イベントでの講演等も行う。ライフワークは社会福祉活動(沖縄県セルプセンター理事)とアウトドア活動(キャンプインストラクター)とDJ(Soul中心)。2017年にDJした際のプレイリストが世界一の音楽配信サービスSpotifyの広告に採用された。また、銀行に導入したFacebookの社内SNSツール「Workplace」の活用が評価され、Facebookのサイトで日本企業で唯一世界に紹介された。主なインタビュー記事:BizZine: https://bizzine.jp/article/detail/2671