肥満、虫歯、早世率ワースト…沖縄の「食」から見えること〈まーさんミーティングに寄せて㊤〉

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◇寄稿・中曽根直子(五穀料理研究家)


「新報食育フォーラム」開催

10年後の沖縄は大丈夫だろうか? 現在沖縄は30代以上で肥満と診断された人の割合、子どもの虫歯の罹患率、いずれも全国ワーストである。そして最も危機感を抱くのが65歳未満で死亡する早世率が、2004年から10年以上にわたり、ほぼ毎年続けて全国ワーストであることだ。65歳未満で亡くなるということは「働き盛りの50代のころから体調不良の人が多いのでは」と推測する。50代というと子どもの学費や住宅ローンなど、さまざまな出費がかさむ年代である。

健康を害して仕事を休みがちになったり、入院するなどで高額な医療費を払ったりとなれば家計はダブルで圧迫される。つまり親の健康不良、早世は子どもの貧困を招く原因の一つになっていると言える。

どうしたら病気にならず、健康長寿でいられるだろうか。私自身は加工食品をなるべく食べないようにし、有機野菜と玄米中心の食生活に変えたことで、長らく続いた体調不良から解放され、心も明るくなり、見違えるように元気になった。「ああ、食べ物が体を作っているのだ」と、この時実感した。

食のグローバル化はますます進み、食物自給率の低い日本はこの流れに逆らうことができない。最低限の食の知識を得て自覚的に買い物をしなければ、命をつなぐための大事な食べ物を手に入れられない、家族の健康を守れない時代になっている。

2年前から、食への危機感を抱いた市民が有志で企画し、識者を招いて食の勉強会を行ってきた。回数を重ねるごとに参加者が増え、食への意識の高まりを感じている。

10年先も明るい元気な沖縄でありたい。共に学びましょう!

(五穀料理研究家)

〈まーさんミーティングに寄せて㊦〉はこちら



松田 美智子 氏

◇トークイベント&マルシェ「まーさんミーティング~家族の健康を守るために必要な食の知識~」

・3月31日午前11時~午後5時

・琉球新報社2階ギャラリー(那覇市泉崎1-10-3)

・入場無料

・問い合わせは同実行委(浮島ガーデン)(電話)098(943)2100

女優の吉本多香美さん、日本の種子を守る会事務局アドバイザーの印鑰智哉さんのトークイベントのほか、飲食店や小売店12店舗によるマルシェも出店、お弁当や菓子、調味料や化粧品などを販売します。

詳細はコチラ→https://www.facebook.com/events/954307421626725/



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