ライオンの肉球見て、どろんこ滑り台でヒャッホ~! どこに行こう!?沖縄ゴールデンウィークおでかけ情報


社会
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ゴールデンウイークの期間中、各地ではいろんなイベントが盛りだくさんに開かれている。その中でもイチオシのお出かけスポットをご紹介。自然や動物に触れ合ったり遊具で思いっきり飛び跳ねたり、歴史文化に親しんだり…。遊び尽くしてたくさんのワクワクを体験しよう!

大奥!?「御内原」へゴー!

首里城公園

首里城正殿(右手前)の東側に立地し、このほど復元・公開されている「御内原」エリア

繁栄を極めた琉球王国の象徴・首里城は、世界文化遺産にも指定されていることから連日多くの観光客でにぎわいを見せている。2月には正殿東側にある「御内原(おうちばら)」エリア(有料区域内)などが公開されており、首里城公園ではGW期間中も同エリアを中心としたガイドツアーを実施するなど、イベントで盛りだくさんとなっている。

御内原は王族を除いた男子禁制のいわば大奥としての役割があり、エリア内では次期国王の即位の礼が行われた「世誇殿」や女官が生活する「女官居室」などが復元されている。場内で最も高い物見台「東のアザナ」は、天気が良ければ東は久高島、西は慶良間諸島を見渡すことができる絶景スポットで、夕景もおすすめだ。

同じく有料区域の正殿はおよそ3年かけて実施した漆の塗り直しがこのほど完了。豪華かつ鮮やかな色彩と青空のコントラストはなんとも優美で、来場者を琉球王国時代へといざなう。

漆喰の絵付け体験に興じる来場者(写真はイメージ)

また、漆喰絵付け体験やペーパークラフト、クイズラリーも実施するほか、王国時代から脈々と受け継がれてきた伝統芸能公演も毎日開催している。

公園内は弁当の持ち込みもでき、ピクニックを楽しめる場所も多い。授乳室や無料休憩所も完備しているほか、現在試行サービスで70歳以上の県民は有料区域への入場が無料(運転免許証など公的証明書の提示が必要)となるなど、乳幼児からお年寄りまで気兼ねなく施設を満喫することが可能だ。

大型連休のチャンスに、家族や仲間とぜひ首里城を訪れ、琉球の歴史ロマンを堪能してほしい。詳しくは首里城公園HPへ。

所在地:沖縄県那覇市首里金城町1-2(マップはこちら
電話:098(886)2020
営業時間:開園 9:00~19:30(有料区域は19:00閉園)
入場料:大人820円 高校生620円 小・中学生310円 6歳未満は無料
 

 

猛獣の魅力にドキドキ

沖縄こどもの国

わんぱーくこうちアニマルランドから沖縄こどもの国にやってくるジャガーの「ハク」。骨太の体と斑紋が魅力的だ(沖縄こどもの国提供)

毎年多くの家族連れでにぎわう沖縄こどもの国。GWに一度は訪れるという人も多いのでは。今年の目玉は東ゲートすぐに設置される新しいライオン舎だ。展示場は上下2つに分かれた広々としたオープンスペース。スロープを上りながら仕切り柵やガラス、網越しにさまざまな角度からライオンを見ることができる。現在のライオン舎よりも距離はあるが、下側からはライオンの肉球やお腹を見ることができ、上側からはライオンの背中や動きを観察することができる。「四方八方から見ることができるので新しいライオンの魅力が発見できるはず」と担当者も太鼓判を押す。GW期間中はライオンのアルーシャとホワイトライオンのセラムが展示される。

4月中旬に高知県の「わんぱーくこうちアニマルランド」から来たオスのジャガー「ハク」のお披露目も見逃せない。ジャガーはトラ、ライオンに次いで大きなネコ科の動物。大きな頭とがっしりした体、黄色に黒い斑点模様がかっこいい。ワニも一撃で倒すというワイルドな魅力を感じてほしい。

ヤクシマザルが展示されている猿山は現在改装中で、サル舎で暮らしている。猿山のようなダイナミックな動きは見られないが、親子関係や子育て風景をより間近で観察できる。子ザルたちのかわいらしい姿に時間がたつのも忘れてしまいそう。

ホワイトライオンのリズム。おしゃまな性格の女の子だ(沖縄こどもの国提供)

GW初日の27日はオープニングセレモニーとしてヨナグニウマやヒツジ、ヘビやコウモリなどが園内をパレード。ライオンやゾウを撮影しSNSに投稿する「YouTuberになろう!」や「ドキワクフォトコン」など今年もイベント盛りだくさんだ。ワンダーミュージアムでは子ども向けの実験や工作も多数用意している。イベント期間中は小学生以下入園無料。

所在地:沖縄県沖縄市胡屋5−7−1(マップはこちら
電話:098(933)4190
休業日:火曜
営業時間:9:30~18:00(4月27日〜5月6日は9:00開演)
入場料:大人500円、中高生200円、4歳〜小学生100円
 

 

どろんこ楽しいな♪

ネイチャーみらい館

毎年大人も子どもも熱中する親子障害物競争(ネイチャーみらい館提供)

日常生活ではなかなかできない全身泥だらけ。金武町のネイチャーみらい館ではそんな非日常の体験と泥の感触を思いっきり楽しんでもらおうと5月3日(金)に「第11回金武町たんぼフェスタ」を開催する。田んぼの中には土の大きな滑り台を設置し、かけっこ大会、親子障害物競争などさまざまな競技も開催する。子どもだけじゃなく大人も夢中になること間違いなし。田んぼにはボールや浮き輪も用意しているので競技に参加できない小さな子どもも楽しく遊ぶことができる。

恐る恐る足を田んぼに入れていた子どもたちもすぐに歓声をあげて全力で遊び始めるのが泥んこの魅力。泥だらけの体を洗い流す簡易シャワー(無料)、温水仮設シャワー(100円)も完備されているので安心だ。

カヌーなど体験プログラムは通年で楽しめる(ネイチャーみらい館提供)

田んぼ遊び以外も充実している。大人気のカヌーや水牛車、シーサー色付けなど20種類もの体験を準備。一時託児所も完備されているので、小さな子どもを預けて体験に参加することも可能だ。体験コーナーは全て通常価格より割引されているので格安で楽しめる。プログラムは全て当日午前9時半受付開始。人数限定の体験も多いので、早めの申し込みがおすすめだ。

会場内には金武町のグルメも集結。タコライスやスイーツ、地元の人気食堂のフードカーもやってくる。昨年人気を博した全長50メートルの巨大流しそうめんは4方向に流れるようにバージョンアップ。金武町グルメとともに迫力の流しそうめんを楽しんでほしい。

当日は雨天決行。園内駐車不可だが臨時駐車場からシャトルバス(10〜15分間隔)が随時運行される。

所在地:沖縄県金武町金武11818−2(マップはこちら
電話:098(968)6117
休業日:無休
営業時間:9:00~17:00
※体験プログラム、キャンプ場、コテージあり

 

みんなでジャンプ!

キッズビレッジカーニバル

跳んだりはねたり思う存分体を動かせるキッズビレッジカーニバルの遊具

GW期間中、天気を気にせず体を動かして遊びたい! そんな時は移動遊園地「キッズビレッジカーニバル in トミトン」がおすすめ。4月27日(土)〜5月6日(月)まで、豊見城市の豊崎ライフスタイルセンターTOMITONで開催される。大人気のエアースライダーやトランポリンで飛び跳ねちゃおう。

4月20日(土)、21日(日)にはプレオープンで開園。会場には全長16メートルの県内唯一、国内最大級の移動式トランポリン「トランポリンパーク」が登場し、子どもから大人までスポーツ感覚で大ジャンプが楽しめる。

「いどうゆうえんち」は高さ7メートルの巨大ロボットが出迎える「ビッグロボットスライダー」が初登場。アフリカをイメージした「サファリパーク」も設置する。ゆうえんちは保護者無料。子どもを見守りながら親子一緒に楽しめる。小さいお子さんも安心して遊べる無料のキッズコーナーも。

利用料金は「トランポリンパーク」が20分600円、「いどうゆうえんち」は30分600円。開園時間は午前11時〜午後6時まで。お問い合わせはキッズビレッジ社(電話)098(851)8086。

所在地:沖縄県豊見城市豊崎1−411(マップはこちら
電話:098(851)8086
4月27日〜5月6日
営業時間:11:00~18:00
 

(2019年4月13日 琉球新報ゴールデンウイーク特集掲載)