有料

空飛ぶ軽トラ登場 モビリティショー開幕


空飛ぶ軽トラ登場 モビリティショー開幕 プロドローンが出品した物流ドローンの「空飛ぶ軽トラ」=26日午前、東京都江東区の東京ビッグサイト
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 26日開幕した車の祭典「ジャパンモビリティショー」は、大手自動車メーカー以外にも幅広い企業が出展した。物流ドローンの「空飛ぶ軽トラ」のコンセプト車が登場したほか、電気自動車(EV)向け先進技術の展示やアピールも目立った。
 名古屋市のドローンメーカー「プロドローン」は重さ50キロの荷物が積めるドローンを公開した。車輪付きで走行でき、必要に応じてプロペラで飛行する仕組みで、「空飛ぶ軽トラ」と名付けた。中山間部や離島での医薬品の配送などを想定しており、2025年の商品化を目指している。
 パナソニックグループは車内をリビングのようにくつろげる空間に仕上げた箱形の車を出品した。自動車と通信接続することで出合い頭事故を回避できる自転車も展示。実用化に向けて既に実証を始めている。
 EVの分野では、機械部品メーカーのTHK(東京)が、モーターや座席に独自技術を搭載した試作車を発表。将来的な商品化も視野に入れる。EVはガソリン車よりも参入障壁が低いとされ、異業種による事業化が増えるとみられる。一般公開は28日~11月5日。会場には、災害復旧を担うロボットなども展示する。