適温で体をあたためる　貼る温熱製品　足、おなか、腰に

　肌寒く感じる季節がやってきた。足に直接のほか、衣類の上からおなかや腰に貼って温熱を与える使い捨てタイプの製品が登場している。日常生活で体をあたためて体調を整える“温活”にも役立ちそうだ。
　小林製薬の温熱効果がある一般医療機器「桐灰　寝るとき足ホットン」は、就寝時に足先を包み込むように直接貼って使う。足の冷えが気になって寝付けないという顧客の声から生まれた製品だ。血行が促進され、じんわりと指先があたたまる仕組み。貼ったまま寝ても安心な設計で、４０度以上が６時間持続するという。４回分８枚入りで希望小売価格は５５０円。
　エステーの「はるオンパックス　Ａｉｒｙ（エアリー）」は、軽さと薄さが特徴で、肌着などに貼るタイプのカイロだ。従来品「はるオンパックス」に比べて約２５％の軽量化と２０％の薄さを実現。使い心地の良さや目立ちにくさを目指した。最高温度５６度、平均温度４７度と適度な温感が８時間持続する。８枚入りで店頭想定価格は３８０円前後。
　興和（名古屋市）の「ホッカイロ　Ｈｏｋｋａｉｒｏｎ　貼るレギュラー」は、おなかや腰にやさしい温度設計にしたのが特徴だ。衣類に貼って使用する。「従来品では熱すぎる」「一年中使いたい」とする顧客に向けた商品。平均温度は４７度で、４０度以上が１４時間持続するという。１袋１０個入りで店頭想定価格は３３０円前後。（いずれも価格は変動する場合があります）
小林製薬の「桐灰　寝るとき足ホットン」
エステーの「はるオンパックス　Ａｉｒｙ」
興和の「ホッカイロ　Ｈｏｋｋａｉｒｏｎ　貼るレギュラー」