有料

黒糖で暮らし豊かに 那覇でサミット 歴史や魅力語る


黒糖で暮らし豊かに 那覇でサミット 歴史や魅力語る 沖縄黒糖の歴史と課題を発表する琉球大学農学部の和田浩二教授=日、那覇市おもろまちの県立博物館・美術館
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 県黒砂糖協同組合(上原直彦代表理事)は22日、沖縄黒糖の魅力と発展を考える「沖縄黒糖サミット」を那覇市おもろまちの県立博物館・美術館で開催した。沖縄黒糖の歴史や販売方法の事例など、5人の登壇者が報告した。オンライン参加も含め、食品メーカーや飲食店などの関係者ら約80人が参加した。
 琉球大学農学部の和田浩二教授=写真=は、沖縄黒糖の歴史や課題について解説した上で「沖縄黒糖を積極的に使用することは、離島の人々の暮らしを豊かにすることにつながる」と述べた。
 沖縄黒糖のブランディングなどを手掛けるノイズ・バリュー社の青木元専務は、県内酒造所とのクラフトリキュール開発や長野県での販路拡大などの事例を報告。「黒糖の個性を生かした商品開発を行うことで差別化をはかる必要がある」と訴えた。 (玉寄光太)