米軍ヘリ窓落下3年、オスプレイ墜落4年…玉城知事「じくじたる思い」危険性の除去進まず


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玉城デニー知事(資料写真)

 13日で普天間第二小学校に米軍ヘリコプターの窓が落下した事故から3年、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが名護市安部に墜落した事故から4年を迎える。玉城デニー知事は11日、琉球新報の取材に対し、危険性除去が進んでいない現状に「じくじたる思いがある」と語った。

 事故の対応について「米軍の運用がどう改められたのかについては私たちには全く説明がない。日米ともに努力義務を果たしていないと不満や不安が出ても仕方がない。看過できない」と批判した。適宜、沖縄防衛局に危険防止を申し入れていく考えを示した。また、7日に3年が経過した、宜野湾市の緑ヶ丘保育園への米軍機部品落下についても触れ「警察の捜査も、米軍の調査も結果が出ていない」と指摘した。