平和を願いクリスマス礼拝 イルミネーションに賛美歌響く


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ライトアップされた中庭でクリスマス礼拝に参加する学生たち=18日夜、西原町の沖縄キリスト教学院大学(大城直也撮影)

 沖縄キリスト教学院大学(西原町、金永秀学長)は18日、中庭でクリスマス礼拝を執り行った。雨が静かに降る中、中庭に設置したクリスマスツリーのイルミネーションが輝き、賛美歌が響いた。学生らはキャンドル型の電飾を手に持ち、平和を願った。

 今年は新型コロナウイルスの影響で一時、対面の授業ができなくなった。学園祭などのイベントも相次いで中止になり、学生は不安な大学生活を送った。「せめてクリスマス礼拝だけは」と、大学事務局と学生が力を合わせ、例年はないクリスマスツリーを設置し、礼拝に臨んだ。

 集めたキャンドルは学生の手の中や廊下、教室の壁で光を放ち、幻想的な光景を生んだ。

 賛美歌を手話で伝えた学生は「楽しく礼拝を終えた今も、新型コロナで苦しんでいる人がいる。だから、平和を願う」と話した。