沖縄に鉄道ができたら?「快速がほしい」「観光客が楽しめる街に」 児童らのアイデア、模型で表現 うるま市でワークショップ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
まちづくりキットで駅周辺の街を考える子どもたち=10日、うるま市

 【うるま】沖縄県の鉄軌道導入の機運を高めようと、県は10日、まちづくりキットを使ったワークショップ「子どもえきまちづくり」をうるま市のいちゅい具志川じんぶん館で開催した。県内の小学5、6年生28人が参加した。6班に分かれ、駅周辺をどんな街にしたいか考え、ミニチュア模型で再現した。

 「タクシープールを作りたい」「高架下にレールを通そう」。ワークショップが始まると、子どもたちは机に身を乗り出してアイデアを出し合った。講師を務めた琉球大工学部の神谷大介准教授は「自分が街の中を歩いているつもりで考えて」とアドバイス。「移動が便利な街」や「みんなが楽しめる街」といったテーマを決め、工夫した点を発表した。

 高江洲小5年生(11)は「那覇と名護間の快速がほしい」と話した。普天間小5年生(10)は「駅の周りに観光地があって、公園でお祭りができるようにした。観光客が楽しめる街を考えた」と語った。
 (古川峻)