アーティスト別ではMONGOL800が1位 平成の沖縄ベストソング


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 琉球新報が30日までに、県民を対象に行った「あなたが思う平成の沖縄ベストソング」についてのアンケートのアーティスト別ランキング(回答総数121人)は、1位にMONGOL800、2位にBEGIN、3位に安室奈美恵、HYがランクインした。昨年宜野湾市でラストライブを開き引退した安室や、県内を拠点に活動を続けるグループが支持された。

 BEGINの「島人ぬ宝」には「沖縄を代表する曲」(30代女性、那覇市)、「県外の人でも知っている」(10代女性、沖縄市)などの声が上がった。BEGIN作曲、森山良子作詞で夏川りみがカバーした「涙そうそう」がベストソングにランクインするなど、BEGINは平成に多くの「沖縄の歌」を生み、不動の地位を確立した。

 安室の「NEVER END」には「沖縄と言えば安室ちゃん、そして平成の一大事業の九州・沖縄サミットを思い出す」(40代男性、西原町)などの声が寄せられ、安室が平成の時代と共に県民に記憶されていることを感じさせた。

平成の沖縄ベストソングのランキングで2位に「島人ぬ宝」がランクインし、アーティスト別ランキングでも2位に選ばれたBEGIN

 HYは「366日」や「ホワイトビーチ」など、全アーティスト中、最多の6曲の回答があった。

 90年代に日本の音楽シーンに沖縄旋風(せんぷう)を起こした「沖縄アクターズスクール」出身者では、安室やDA PUMPのほか、SPEEDやMAX、知念里奈の曲が挙がった。

 アンケートでは、創作エイサーなどで県民に親しまれ甲子園の応援ソングとして定着した成底ゆう子の「ダイナミック琉球」も挙がった。また、海勢頭豊「月桃」や、ディアマンテス「片手に三線を」、パーシャクラブ「海の彼方(かなた)」など県民の生活に溶け込みながら、沖縄の風情を歌った曲も寄せられた。