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伊豆諸島に 津波注意報


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 5日午前11時ごろ、東京・八丈島の南370キロ付近の太平洋を震源とする地震があり、八丈島で30センチの津波を観測した。気象庁は一時、伊豆諸島に津波注意報を出した。警視庁によると、津波の到達が確認された八丈島など島しょ部で、津波や地震による被害は確認されていない。 
 気象庁は記者会見し、地震があった地域では2日からマグニチュード(M)3以上、3~4日にM6規模の地震が起きていたと明らかにし「地震活動が当面継続すると考えられる。今後1週間程度は同程度の地震に注意を」と呼びかけた。より大きな地震が起きた場合には、津波警報の可能性もあるとしている。
 気象庁によると、5日の地震は震源の深さが17キロ、地震の規模はM6・5。地震は正断層型でフィリピン海プレート内で発生したとみられる。震度1以上を観測した場所はなかった。南海トラフ地震の想定震源域とは離れているため、直接の関係はないとみられる。
 津波注意報は昨年9月18日に台湾での地震に伴い、沖縄県の宮古島・八重山地方に出されて以来。