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押収犬猫80匹 所在が不明に 神奈川県警「想定外」


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 動物虐待の疑いで神奈川県警が動物保護団体の施設から押収した犬や猫計114匹のうち、80匹が所在不明であることが5日、県警への取材で分かった。大半の犬猫の管理を委託した愛護団体が内部分裂し、把握できなくなったという。県警は「想定外で、居場所の特定を急いでいる」とし、分裂した団体のメンバーらによる犬猫の管理状況を調べる。
 県警によると、2021年9月と22年11月、個人の刑事告発を受けて動物愛護法違反容疑で、同県藤沢市にある「レスキュードアニマルネットワーク」の施設を家宅捜索し、計114匹を押収した。捜査した藤沢北署などでは押収した犬猫を保管できないため、県警は二つの団体に管理を委託。うち一つに分裂騒動が起き、80匹の所在が不明になった。