宝塚俳優急死で　調査チーム設置　外部の弁護士中心

　宝塚歌劇団（兵庫県宝塚市）の俳優の女性（２５）が先月急死した問題で、歌劇団の木場健之理事長が７日、同市で報道陣の取材に応じ、事実関係や原因を把握するため外部の弁護士を中心とする調査チームを設置したと明らかにした。
　急死の背景には、俳優間のいじめがあったとの週刊誌報道もあり、木場理事長は「きちんと調査し、改善に取り組まなければならない」と述べた。複数の弁護士が約１週間かけ、俳優ら６０人以上から事情を聴くなどし、早急に結果を公表するという。
　一方で、医師や看護師、カウンセラーらによる心身のケア態勢を強化。動揺が広がっている若い年代の俳優たちに、丁寧に対応すると強調した。
　死亡した女性は宙（そら）組所属としたが、「ご遺族の強い意向を尊重する」として、芸名などは公表しなかった。