認知症の新国家戦略を策定へ 首相、国際会議で表明


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認知症の新たなケアと予防のモデル」をテーマに始まった国際会議の本会議であいさつする安倍首相=6日午前、東京都港区

 安倍晋三首相は6日、東京都内で開催中の認知症に関する国際会議に出席し、「わが国の認知症施策を加速させるよう、新たな戦略を策定する。厚生労働省だけでなく政府一丸となって、(認知症の人の)生活全体を支える」との方針を表明した。
 厚労省が昨年4月から進めている「認知症施策推進5カ年計画」(オレンジプラン)に代わる「国家戦略」の位置付けとなる。年末の政府予算案の編成に反映させるため、年内に策定し、来年度から実施する方針。
 認知症になっても住み慣れた地域で暮らせるようにするのが狙いだが、財源確保や、当事者の視点をどう盛り込めるかが課題となりそうだ。
(共同通信)