小笠原周辺、100隻超が再接近 台風通過、海保警戒


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 小笠原諸島周辺海域などに中国のアカサンゴ密漁船とみられる外国漁船が多数押し寄せている問題で、第3管区海上保安本部(横浜)は7日、台風20号が遠ざかった周辺海域に100隻以上の漁船が再び接近しているのを確認し、巡視船での警戒を強めた。
 3管によると、台風の接近で外国漁船の多くは影響が少ない南東の海域に退避していたが、7日は波や風が穏やかになり、領海や排他的経済水域(EEZ)に近づきやすくなった。
 3管は6日、領海に12隻以上を確認したが、台風により緊急入域したとみなし漂泊を認めた。海上保安庁はその後、危険はなくなったとして領海外に出るよう指示している。
(共同通信)