虐待疑い児相通告最多2・8万人 警察庁、保護も2千人超


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 昨年1年間に虐待が疑われるとして、全国の警察が児童相談所に通告した18歳未満の子どもは2万8923人(前年比33・9%増)で、統計を取り始めた2004年以降、最多となったことが26日、警察庁のまとめで分かった。このうち生命の危険があるなどの緊急時や夜間に警察が保護した子どもは2034人(9・6%増)に上った。
 警察庁の担当者は増加の理由について「児童虐待への認識が高まり、警察への通報自体が増えたため」としている。警察は児童虐待防止法に基づき相談所に通告。相談所は児童の一時保護や家庭訪問などで深刻な被害の防止に努めている。
(共同通信)