世界遺産・屋久島、入山料導入へ 16年度から千~2千円


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 鹿児島県屋久島町や県などでつくる検討会議は26日、世界自然遺産・屋久島の登山客から協力金として入山料を徴収する方針を決めた。環境保全に充てる資金を確保するのが目的で、強制力はない。日帰りの場合は1人千~1500円の範囲で、山小屋などの宿泊客は2千円を目安とする方向で調整、2016年度の導入を目指す。

 町は6月にも議会に関連する条例案を提出する方針だが、地元では既に協力金を求めている団体が複数あり、調整に時間がかかる可能性もある。
 検討会議の案では、縄文杉などに通じる登山口3カ所で徴収する。中学生以上が対象。
(共同通信)