独機、副操縦士が故意に墜落か 1人で降下ボタン押す、仏検察


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 【パリ、ニューヨーク共同】ドイツの格安航空会社ジャーマンウイングスのエアバスA320墜落で、フランス検察は26日、同機の副操縦士が単独で降下ボタンを押し、故意に墜落させた可能性が高いと発表した。テロと見なす根拠はないとしている。

 フランスメディアによると、ドイツ国籍のアンドレアス・ルビッツ副操縦士(28)。墜落当時、操縦室内に1人でおり、機長が入るのを拒んでいたという。ボイスレコーダー(音声記録装置)の分析に基づくとしている。
 フランスの航空事故調査局は捜査を進め事件の概要解明を急ぐ。フランス南部の墜落現場近くでは26日、犠牲者の家族らの訪問が本格化。
(共同通信)

ドイツの旅客機墜落について、副操縦士が故意に墜落させた可能性が高いと発表する検察官(中央)=26日、フランス南部マルセイユ(AP=共同)
墜落したドイツの旅客機のブラックボックスのうち、回収されたボイスレコーダー=25日(フランス当局提供・ロイター=共同)